「遅牛も淀 早牛も淀」
そんな故事がある。
淀は京都市伏見区の河川輸送が盛んだった地、そこへ荷物を運ぶ牛の歩みが遅かれ早かれ結局は淀に着くのだからあわてることはない、という意味。
ある朝、それをヒョイと思い出して足を休めたのだが、その時点で7.6㎞、歩きはじめに違和感があった足は痛いというよりだるい。
すでにグッショグショに汗をかいているが、曇り空で湿度は高くても風は涼しい。
千住新橋を渡って対岸の河川敷をすすんで、堀切橋までの中間地点あたりで一息ついて麦茶をあおった。
荷物を積んだ牛が淀を目指すとしたら、このオヤジはどこを目指しているのだろう。
一番は店の再開、次に東京マラソン(ま、10.7㎞の障害者枠だけど)、けれどゴールはあの世なんだけどさ・・・。
新品の「GlycerinGTS20」は快適で距離を伸ばしてはいたけれど、歩かず立ち止まらずずっと走れるまでには至らず、シャワーで汗を流したあとふと気づいて右足の足首を見ると( ̄◇ ̄;)
なんじゃあこりゃ⁉️
走る前にはなかった青あざ、まるで島送りになった渡世人の入れ墨みたいじゃないか( 注: 昔の時代劇、木枯らし紋次郎などを参照のこと)。
これが痛みの原因かぁ、しかしなぜこんな醜い二本線❓しかもたかだか2時間ちょっとの間に。
まあクリニックのナースの話しでは、免疫抑制剤の影響で青あざができる人がいるということだが、左右の腕はあざが出たり消えたりを繰り返し、
ひどい時には一週間も消えない時もある。
しかし足にこんなあざが出たことはこれまでなかったから、たぶん足を酷使し過ぎたのかも。
先月6月の走行距離、じゃなくて歩走行距離は131.6㎞、これは意識的に計測した5㎞以上の距離だけの合計で、半分は歩きだとしても65㎞以上だからいささかやり過ぎちまったのかもしれない。
にしたって、これはちょっとポンコツすぎるよなぁ。
腕のあざは押しても突いても痛くも痒くもないが、足のあざはちょっと痛だるい感じがあったのですぐにエアーサロンパスを吹いて翌日はゆっくり休んで様子をみたら、なんとケロッとあざが消えていた。
一体どういうメカニズムであざが出たり消えたりするんだかわからんけど、気にしてシュンとしてもしょうがないからまたシューズを履いて外に出る。
隅田川の遊歩道を桜橋の近くまで来ると、工事車両が止まっていてフェンスの仮設工事をしていた。
もうすぐ隅田川の花火大会だから、汐入公園でもフェンスが設けられ、人が乗り出したりしないように毎回フェンスが設営されるのだ。
荒川でも足立の花火大会があるので、こんな立て看板が立てられていた。
今年はどちらの花火大会も人出がすごいだろうけど、どちらにも今やまったく興味がないから行かないし見ないが、毎回しょうもないションベンみたいな酒をかっくらって悪さをする輩がいるのがうっとおしい。
が、かくいうワテクシもおデブの頃、「ヒトリモン先生」と泡盛をしこたま飲んで花火大会の会場に行き、「関係者ですか?」と問うスタッフに「そうだよ、あったりまえじゃないか、足立区民だし」とかなんとか屁理屈をこいて花火が真正面に見える場所に座り込んで酒を飲み続けたものだ。
花火を見終わってすっかり良い気持ちちゃんの我らは、当時一人暮らしをしていた「バーバーくん」のアパートを急襲してさらに酒をかっくらった。
そのあとのことはデロデロの酔っ払いの記憶からないが、すっかりご迷惑をかけたと思われ・・・。
えー、もう20年ほども前のことではありますが、ここで改めてお詫び申し上げます。
「バーバーくん」あん時は、ごめんねごめんね〜m(_ _)m