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お好み夜話-Ver2

電柱の影に隠れる寅さんの気分

 「危険な暑さだって」

という声を聞きながらウエアに着替え、

「外出は控えてってテレビで言ってるよ」

と続くかあちゃんの声に、

「テレビの言うことなんか聞いてたらボケちまうぜ」

と返して家を出た。

が、まだ8時前なのに陽射しはギンギラギンで、陽射しを遮るもののない土手の上は息苦しくなるような暑さ。

軽くストレッチしただけでもう汗が首筋を垂れてきた。

一瞬躊躇ったものの、階段を下りて歩き、上りの階段を二つ飛ばしであがり、下り坂を走ってみた。

そのまま千住新橋まで行って折り返してこようかと思っていたが、いやダメだこりゃ💦

半分も行かないくらいで引き返し、堀切橋の下の日影に逃げ込んで一息ついた。

真夏のような陽射しだが、それでも風はいくらか涼しい。

額の汗を手でぬぐい、電柱の細い影に逃げ込む「寅さん」を思い出した。 

第25作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 予告篇

このシーンが頭にあったからか、かつて真夏のマラソン大会「小布施見にマラソン」に「寅さん」の仮装で出場したのだった。

(2010年7月19日 小布施ぐるぐる3時間半」参照)

しかしもはやこんな調子コキはできるはずもなく、ヤバイと感じる前に早め早めに休んで水分補給することが肝要。

 

なので陽射しを遮るもののない土手を行くのはやめて、墨堤通りを渡って首都高速6号向島線の下の日影を進んで瑞光橋で折り返した。

コンビニで麦茶を買い、ついでに目についた麦酒もお買い上げして帰った。


まったく、今となってはこんな暑さの中をかつてはよくまあ走ったものだとしみじみ思う、それこそ「正気のサタン」じゃないぜ。
 
 
こう暑いとちょっとガツンとしたものを食べたくなって、以前どこかのお店で食して旨かったエビのブラックペッパーソース炒めを作ってみた。

お店で食したものはもっとイカ墨のように黒くてブラックペッパーソースが効いていたが、我が家は辛いものが苦手なかあちゃんと小僧がいるのでまあこんなもんか。
 
しかしこのブラックペッパーソースはいろいろ使えそうだから、今度は焼そばとかそばめしを作ってみよう。
 
 
去年の8月の終わりまでは入退院を繰り返していたからこんな陽射しの中を動き回るのは避けていたが、そろそろある程度は暑さに慣れておかないと、店を再開して鉄板の前に立ったら真夏は軽く40度を超えてしまうからなぁ。
 
飲食店の厨房は暑さとの戦い、体力勝負だもんなぁ・・・。

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