亡くなったばあさんが20数年前に作って、ここ10年ぐらいは放ったらかしにしていたもので、枯れたアロエの群生や雑草だらけの鉢植えがそのままになっていて、見るからにうんざりする。
庭石も無駄にゴロゴロ散乱していて、何から手をつけるか途方にくれそうになるが、虫除けスプレーを手足に吹いて、まずは枯れたアロエをパキパキ折ってゴミ袋に入れた。
鉢植えの中の雑草と共に土も出し、次々と片付けていくが、まだ使えそうな土と腐葉土もたくさんあり、せっかくだから放ったらかしの庭石を並べたり重ねたりしてスペースを作り、新たな花壇を作った。
きれいになったらここにナスとかトマトを植えて、ミニ菜園をつくろう。
そうこうしているうちに、本格的なコンプレッサーなとの道具を積んで職人が到着。
じつは花壇の整理だけではなく、自転車置き場のアルミの門を改造するために、融通のきく職人をたのんだのだった。
我が家の非力な4WDのプレイリーには17年余りも乗っていて、最初のうちはアウトドアなドライブもしたが、やがてじいさんとばあさんの病院車になり、ばあさんが亡くなってからはほとんど乗らなくなっていた。
いろいろ維持費ももったいないので、このさい車をやめるかとも思ったが、バイクも手放してしまったので仕入れの足が無いのは困ると、軽自動車に買い換えた。
小回りが利き、燃費も維持費も格段に安い軽自動車に満足しているが、ただひとつ駐車場代がもったいない。
で、ハタと思って自転車置き場の入り口の寸法を測ったら、ギリチョンで車が入るとわかった。
しかしもうチョッとだけドアが奥へ引っ込めば、心配なく車は入れられると考え、融通のきく職人に相談したところ「ようがす !! 」とふたつ返事で請け負ってくれたのだった。
門のアルミをエアカッターで要領よく切り、ドアノブが当たらないようにしてスペースを確保、さすが融通のきく職人。
今夜たっぷり飲ませてあげるし、日当もお支払いしましょう。
ありがとね、レンジャーブルー
門の方はうまくいったが、花壇の撤去はこれが一筋縄ではいかない。
柑橘系のみかんだかゆずだかの木の根っ子が、20数年ほったらかしていた間に、コンクリートの地面を突き破りしっかり根付いて剥がれやしない。
おまけに幹や枝には怪獣の牙ようなトゲが出ていて、うかつに触るとけがをするほど。
まずは枝と幹をのこぎりで切り落とし、スコップでガシガシ土と根っ子を突き刺し掘り起こし格闘。
渾身の力で土と鉢と根っ子が一体になったものを地面から剥がそうとするが、テコでも動かない。
全身汗と雨でずぶ濡れになりながら根気よく根っ子を剥がし、スコップを下に突っ込んで浮かし、地面に食い込んだ太い根っ子をのこぎりで切って、ようやく鉢植えの撤去が終わった。
ゴミ袋と縛った枝や幹が大量で、まだ車を入れられる状態ではない。
それに、重い庭石と根っ子くんと格闘したので、明日は筋肉痛に違いない。
ヤレヤレ、庭師の仕事はタイヘンだ
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