ひっさしぶりに新宿・歌舞伎町に来ちまったら、コマ劇場の跡地にゃどでかいビルがおっ建って、噴水はないし、ヤーさんはいないし、ホントにここ歌舞伎町のコマ劇場の前ですかっ⁉️て感じ。
遥かなむかしむかし、この街でどれだけ呑んだくれて、どれほどゲロゲロして、どれだけ誰かとケンカして、どれほど議論して、どれだけムダな朝を迎え、どれほど涙したのか・・・。
もう、気が遠くなるほどむかしのハナシだ。
おバカな感傷に涙をこらえて、そびえ建つビルを見上げれば、な、な、な、なんと
アンギャ~!!
ゴジラ
ビルの屋上にヌッと顔を出したゴジラに、逃げ遅れた「トム・クルーズ」てな構図。
此奴をもうちょっと間近で見られないのかとビルの奥へ進むと、ホテルのフロントへ上るエレベーターを発見。
やかましくくっちゃべる韓国人と中国人に混じって8階のフロントへ出ると、窓際に「Bon jour」というカフェレストランがあり、ホテルの泊まり客じゃなくてもそのカフェを利用すればあのゴジラの間近まで見に行けるのだった。
普段「ドトール」のコーヒーで満足しているのに、その3倍もの料金を支払う覚悟で窓際の席へ案内された。
小僧なんてツンツルテンのTシャツに首から汗拭きタオルをぶら下げているから、ちょっと見なけなしの金で日本に来た中国人みたいで、オヤジはアコギに不法就労させる元締めみたいに見えないか ?
そんなオシャレくさいカフェでコーヒーとケーキセット何ぞたのみ、表面的にはにこやかなおネェさんにテラスに出てゴジラを見ていいかと聞くと、そんなお上りさんばかりなのであろう気さくに「どうぞ」とこたえてくれた。
そして巨大な原寸大のGとご対面。
でかっ‼️ 下からあおるしかカメラに収めきれないが、これはまさしく平成ゴジラ、対「ビオランテ」の通称「ビオゴジ」、口の中にスピーカーが仕込んであり、背中側にあるボタンに触れると
アンギャ~!!
って咆哮をあげる仕組みだった。
爪だってこのとおりの大きさ、ぜんぶFRPで造形されております。
瓦礫に模した台座には1954年の「初ゴジ」や1984年のゴジラなどのレリーフが飾られ、なかなかマニア心をくすぐります。
この巨大なゴジラの顔をまともに見られるホテルの客室は、予約でずっと埋まっているそうな。
そこまではいらないが、かつてイベント屋の時代に、5メートルほどもある1984年ゴジラをNSビルのロビーに設置し、その時代はOKだったフロンガスを口から吐かせたりした経験のあるオヤジは、それよりもダントツででかいゴジラを間近に見て感慨深い。
きっと屋上に取り残されたら、こんな感じなんだろうなぁ😁
銀座の松坂屋に取り残された戦災を逃れた親子が、「もうすぐ戦争で亡くなったお父ちゃんのところへ行くのよ」と泣き崩れるシーンが1954年の最初のゴジラにあるが、来年のゴジラにはそんな悲惨なシーンはありっこない。
此奴よりももっと巨大なゴジラらしいが、はてさてコケないでほしいと願うばかり。
夜はテラス席でライトアップされたゴジラを見ながらお酒を飲めるので、また来ちゃうかもね。
混んでるのかな ?
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