行きがかり上亡くなったお婆ちゃんの墓穴を掘ることになった二人だが、その葬儀で東京から帰省したお婆ちゃんの孫娘に寅さん一目惚れ・・・。
「男はつらいよ 35作 寅次郎恋愛塾」のひとコマ。
そして映画の中で寅さんが啖呵売をするところが天草、それを見りゃどうしたって天草のばあちゃんのことが気にかかる。
昨年体調が悪化して施設から病院へ入院したばあちゃんだったが、どうにか持ちこたえて年を越せた。
しかしコロナ禍で会いに行くこともままならず、時おり天草のかあちゃんの兄貴から近況を聞くのみだった。
しかしこれまで何度も危ないとか、覚悟しておいた方がいいと言われたもののなんとか持ちこたえたばあちゃんだったが、どうやら近ごろは自力で食べることが難しいという。
すでに娘のかあちゃんの顔さえわからない状態だが、もうすぐ95歳の誕生日を迎える。
もし流動食になってしまったら、もうあまり長くは持たないだろう・・・。
元気だった頃のばあちゃんは超早口の天草弁でテレビのAKB48とお話しして、ひとりで畑仕事をしてご飯を食べ、いつもニコニコしていた。
ある日のお昼時かあちゃんが帰郷してみると、ばあちゃんはお昼ご飯にカップ焼きそばのUFOを食べていた。
それもお湯を注いだその中にソースを入れて、そのまま食べていたのだ!(◎_◎;)
何してんの⁉ とかあちゃんが止めようとしたら、
「このほうが旨かもんね」
とズルズルズルッと😅
そんなエピソードを久しぶりに思い出し、思わずコンビニでUFOを買ってしまった。
何十年ぶりだろうか❓
かあちゃんはペヤング派で、常に食品庫に常備しているから時どきペヤングは食べたりするけれど、UFOはずいぶん食べていない。
そんなUFOをばあちゃん流に食べてみようと思い立ってしまったのだ。
お湯を沸かしてカップに注いでから付属のソースを入れてフタをしたが、さてどうなることやら❓
待つこと5分ほど、ペリペリとフタを剥がしてみれば黒いスープに浮き上がる麺。
麺と一緒に浮かんでいるのは、ちょい足しした広島焼きに入れるイカ天。
う~ん、汁をすするのがちょっと勇気がいる。
がしかし、ばあちゃんがうまかーといっていたのだからためらわずジュルジュル・・・。
ん⁉
意外とイケるんじゃないの👌
お湯で薄まっているのでソースゴクゴクって感じじゃなく、出汁味のようなコクもあって、こんなラーメンがあってもいいんじゃないの。
ペヤング派のかあちゃんも恐る恐る味見して、ばあちゃんのうまかーを実感したのであった。
ばあちゃん、もうちょっと頑張れ‼
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シン悪魔くん
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