今から50年ほど前、1960年代前半、お茶の間のテレビでは、毎日どこかのチャンネルで必ず西部劇が放送されていた。
アニメやロボット、怪獣にハマる前は、西部劇だった。
うっすらとでも覚えている限りでは、「ララミー牧場」「ローハイド」「ガンスモーク」「ボナンザ」「バットマスターソン」「シャイアン」「ブロンコ」、「スティーブ・マックィーン」の「拳銃無宿」と「チャック・コナーズ」の「ライフルマン」、親や大人たちと一緒に楽しんだものだ。
それに何度も再放送されるものだから、食い入るように見て覚えてしまう。
そんな中いちばん強烈に影響を受けたのが、「ロッシーニ」作曲の勇壮な「ウィリアム・テル序曲」にのって西部の荒野をかけめぐる「ローン・レンジャー」だった。
運動会などでこの曲が流れると、つい「ハイヨー シルバー!! 」と叫びたくなってしまう。
「シルバー」というのは純白の野生馬で、その輝くばかりの美しさに「ローン・レンジャー」が「シルバー」と名付けたのだ。
「ハイヨー シルバー!! 」の掛け声とともに、山を越え谷を渡り荒野を疾駆し、悪漢共をやっつける「ローン・レンジャー」の格好良いことったら、もう
白い帽子に黒いマスク、腰の二挺拳銃には狼男だって倒すことのできる銀の弾丸が込められ、ともに行くのは愛馬「シルバー」とインディアンの「トント」。
こ、この懐かしい西部劇が、な、なんとこんな時期に映画になろうとは
劇場で予告編をさいしょに観たとき、椅子の手すりを握り締め(そうしないと立ち上がってハイヨー シルバー!! と叫んでしまいそうだったから)興奮でゾクゾクっと鳥肌がたった。
「キモサベ、オヤジウソ言わない」
このご幼少のなりを見ればおわかりだろう。
腰のガンベルトにぶち込んだ、象牙の銃把の「コルト45」は伊達じゃない。
「ジョニー・デップ」が「トント」演るんだって、そりれもいいだろう、ただコチトラの望みは、「ウィリアム・テル序曲」と「コルト45 ピースメーカー」と「ハイヨー シルバー!! 」なんだからさキモサベ。
居ても立っても居られず、映画館へ💨
オイ、「ローン・レンジャー」が主役じゃないんかい😤
「ジョニー・デップ」は最近おちゃらけすぎるぞ、キモサベ。
いつまで気を持たせるんじゃい「ハイヨー シルバー!! 」と「ウィリアム・テル序曲」。
う~ん、これでいいんかい、ディズニー😡
なに、点数をつけるとしたら何点って⁈
大甘の大サービスで60点じゃ、キモサベ。
サービスしなかったら40点がいいところじゃ、キモサベ。
オールドファンをナメンナヨ、子供だましならテレビでやってくれ、キモサベ。
少し寂しい気持ちで映画館を後にした・・・。
アディオス、キモサベ💥🔫
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