ちょっと前から左耳に水が入ったようにくぐもって聞こえにくくなった。
シャワーの水が耳の奥に入ってしまったのか、はたまた脳みそがウニになって流れ出してきたのか❓
いずれにしても気持ち悪いったらない。
綿棒などでホジホジするのは耳の内皮を傷つけるからよくないというくらいの知識はあったが、さてどうしたものかと昭和の良い子の頃プールの後でよくやった片足ピョンピョン頭ペンペンをやってみたが、ジュワッと熱い水が出てくるでもなく、相変わらずイヤホンを突っ込まれたようにボヤッとした聞こえのまま。
次に、レンジでチンする肩こり用の懐炉で耳を温めてみたがこれもダメ。
続いて細いゴムのチューブを口に咥え、片方を耳の穴に入れて勢いよくスウゥゥ〜ッと吸ってみたが、これまたダメ。
ならばと、手の指に水をつけてひと滴耳の穴に入れて呼び水にしてみたが、ちっとも効果なし。
そんな無駄な抵抗を繰り返すオヤジの様子を見てかあちゃんがひと言、
「耳鼻科に行ったら」
フン、耳に水が入ったくらいで医者になんか行けるか!と、すでにあちこち医者にかかりまくりお世話になりまくっているくせに突っ張る昭和のポンコツオヤジ。
それに体温で温まれば自然に蒸発して無くならぁ、とさらに強がってみる。
そんなこんなで週末になり耳鼻科は休み、左耳の中は相変わらずボンヤリ聞こえ、食べる時にも違和感がある。
ネットで調べたら放っておくと中耳炎になるともあり、本格的に新たな医者通いはかなわないと、週明けに近所の耳鼻科へ行くことにした。
近所の耳鼻科へ行くのは40年ぶりくらいか?
昭和の良い子の頃は耳鼻科や歯医者は怖くて痛くて嫌だったよなぁなんて思いながら、すっかりリニューアルしてキレイになった耳鼻科を受診。
問診票に書いたことを繰り返し医者に言い、顕微鏡で鼓膜の状態を見られ、ホジホジされたり空気を送られたりして聴力検査をした。
その後半畳くらいの防音室の中でヘッドホンをしてスイッチを持たされ、ホワイトノイズが出る中ピーッという音が聞こえたらスイッチを押す検査を受けた。
でいろいろ検査した結果、どうやら「滲出性中耳炎」だと診断された。
コイツは、鼓膜の奥にある小さなスペース「鼓室」に液体が溜まる病態で、耳と鼻をつなぐ耳管が正常に機能しなくなることで起こるのだそうな。
「滲出性中耳炎」の原因は風邪とかアレルギー性鼻炎とかいろいろあるけれど、加齢によって耳管の働きが衰える場合もあるという!(◎_◎;)
耳管の働きが悪くなると中耳の圧力が低くなって、粘膜から液体がしみだし鼓室に溜まっちゃうんだってさ。
ヒェ〜、また華麗なる加齢だぜ( ̄^ ̄)
抗生剤と液の排出を促す薬を処方されて、一週間後にまた診察を受けることになった。
あーあ、また薬、だ・・・。
しかもこれでよくならなきゃ、鼓膜切開ってことになっちまうんだと。
今年もまた、ジジイは辛いよ😮💨