お好み夜話-Ver2

屈辱の夕べ、忍耐の夜明け

27日、手術の順番は9人目だそうな。

午前中から手術着に着替えて( パンツはまだはいている ) 点滴に繋がれてスタンバッテいた。

スリッパとT字帯とバスタオルにテープで名前を記し、その時がくるのを待つ。

緊張感はなく、ただ腹がグーグー鳴く。

2時半ごろ、予想より早くナースが呼びに来た。

点滴をガラガラ押して、ナースに先導されて手術室へ向かう。


手術室に入り頭にキャップを被り、若い女の子の麻酔医から自己紹介をされ、手術室の奥へ。

今まで何度か体験した手術室の中では最も広く、清潔でスタッフも多い。

「江川達也」似の麻酔医から即され、自ら手術台に上がり説明を受ける。

右腕にカフが巻かれ、左の人差し指にも脈拍計が付けられ、言われるままに頭と膝を抱きかかえるように丸くなり、背中を剥き出しにされ、パンツを下ろされた。

若い麻酔医の女の子が、なんだか横四方固めみたいにオヤジの頭と膝を押さえ込む。

背中に麻酔の注射をされるのだが、その態勢はつまり、
痛いということに他ならないのだろう。

脊髄の周りにアルコール消毒され、やがて注射針がミシッと入ってきた。

思ったほどの痛みはなかったが、麻酔医が言った。

「今度は少し足が痺れるかもしれませんよ」

その言葉通り、次の針が入ってきた瞬間、左足にえも言われぬ衝撃が走り痺れ、思わずのけ反りかけ麻酔医の女の子に抱きとめられた。

彼女の胸に顔をうずめる感じで耐えていると、汗がタラ~ッと垂れてきた。

手術前にリクエストしたように、ボヤッと眠くなる麻酔も打たれたがまだ眠くない。

薬の効果を行き渡らせるため、手術台が左に傾いた。

オオッ😳ハイテク、手術テーマパーク

胸の前に目隠しの布がセットされ、パンツを完全に脱がされた。

医者とはいえ、若い娘がいる衆人環視の中でおっ広げの屈辱😱

羞恥心があったとしても、どうすることもアイ・キャン・ノット😫

自分の意思とは関わりなく突然落ちた😴


あとで聞いた話では、約45分ほどの手術だったそうな。

気がついた時には病室のベットに寝かされ、かあちゃんが心配そうに覗き込んでいた。

足は両脚とも動かず、指も動かせずにあたまはボンヤリしている。

何はともあれ手術中のエグい会話も聞かず、痛みも味合わずに終わったのは良かったかもしれない。

しかししっかりとT字帯はされ、管付きのオヤジにされていた。

もう今日はジョークのひとつも言う気力もなく、ただただ眠るだけだ。


が、足の痺れが無くなり動かせるようになると、もう仰向けに寝続けるのが苦痛になっってきた。

しかし上下管に繋がれている上、まだ起き上がってはいけないと注意されているので、悶々として夜を迎えるしかなかった。

腰が痛いわ、首もコリコリだし、ただただ夜明けを待つのみだが、タップリ寝てしまったからまったく眠れない。

音楽を聴く気も、本を読む気にもなれず、まんじりともせず一夜が明けた。


翌日、早い時間に管が取れ、あとは規定の点滴をこなすだけになり、シャワーも浴びることができた。

そして本日、日曜日。

朝3時半から目覚め、病院内をウロつき、自販機の熱いコーヒーを飲み、凝った首や腰をほぐすためタップリストレッチをした。

本当なら今日は「越後湯沢秋桜ハーフマラソン」に行くはずだったのだ。

みんなが出かける頃合いを見計らってメールをし、予定通り会場入りしたとかあちゃんから電話をもらった。

彼らの結果は、ランナーズアップデートで追尾できる。

みんな楽しんで走ってこい👍


手術はこれで終わりではなく、あと数週間後にまた入院しなくてはならない。

しかしいつでも走り出せるよう、身体をなまらせないようにしよう。

詳しい病状は全部終わってから、情けなくも恐ろしい話しもできるだろう。

さて、順調にいけば明日退院なんだけど、まだ医者からは何も話がない。

嗚呼、はやくシャバに出たい・・・・・。

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コメント一覧

mogmas
ありがとう。
今度はキミの胸でオヨヨッと泣けるようにするよ😘
投げ子
また週刊誌もって会いにいってあげるからねー♡
はやくよくなりますよーに☆!!
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