お好み夜話-Ver2

何もそこまで晴れなくても

朝5時頃目覚めた時には、バシャバシャと雨が降っていた。

しかし晴れ男はぜんぜん動じず、まだ時間が早いからと2度寝した。

8時、再び目覚め、小僧がテンション上がりまくってうるさくてしかたないのを叱りつけ、ウエアに着替えた。

本日参加する「タートルマラソン」の、小僧とかあちゃんが出場する10kmの部は、10時50分とゆっくりだから、その前にオヤジだけひっとっ走りしようと考えていたので、2人を残して先に家を出た。


土手はどんより曇り、「タートルマラソン」とは逆の方向にはいや~な向かい風が吹いていて、本番ではこの向かい風にゴールしようとするみんなが苦しめられるだろうなぁと思った。

しかし、雨が降ることは無いと、晴れ男は確信した

ウエアに「伴走」のゼッケンを付け、およそ10km走ってマラソン会場までくると、もうすでにハーフ に出場するランナーたちの長い列ができていた。



去年よりさらに多い感じだが、何を好き好んでこんなつまらないコースを21.195kmもお金を出して走りたいんだろうと、ジモティのオヤジは思ってしまう。

雑踏の中でかあちゃんや「カーブス」の女子たちと合流し、ハーフの人たちがスタートするのを見送った。


人の列がいなくなると、すぐに10kmの列ができ始め、指定された場所にみんなで並んだ。


今回オヤジは手ぶらだが、秘密兵器をしこんでいた。

それは前日、帽子にお裁縫でアダプターを取り付けた、「オンボードカメラ」で、左腕に無線でスイッチ・オン・オフできるリモコンを装着している。

これでデジカメを握りしめて走ることから開放され、手軽にムービーの撮影を走りながらできるのだ。

小さいながらもフルハイビジョンで記録することができ、防滴・防塵のすぐれもの。
(コイツついては、改めてレポートしようと思う)


小僧は帽子に富士山のぬいぐるみを付けて、またまた60分切りを狙っているが、どうだろう



スタートゲートをくぐるまで2分半かかり、渋滞の列は折り返しの5km地点を過ぎても続き、タイムを計りながら人をかき分けかき分け進んだが、列に従っていたのではキロ7分以上かかっってしまい、そうでもしないことには目標達成は無理だと思ったのだ。

さらに悪いことに、お日様はギンギラギンに照りつけ、もはや真夏日と言ってもいいくらいの陽射しが容赦なく降り注ぎ、ランナーたちの渇きを煽る。

折り返して後続のかあちゃんや「カーブス」のみんなを声援したが、小僧のペースがガクッと落ちた。

見れば右脇腹を押さえて、苦しそうに走っている。

給水所でガバッと飲むのを止められなかった報いが、ここへ来て出てしまった

もはや60分切りは、露と消えた。

やがて立ち止まり、歩き出すという始末。

だが、ジリジリ照りつける陽射しに喘ぐランナーに、水を飲むなと言うのは自殺行為にひとしく、次の給水所でお代わりして水を飲む小僧を止めることはできなかった。

そうしているうちにかあちゃんに追いつかれ、小僧の背中を押しながら残り2kmをなんとか走らせた。


去年もそうだったが、ゲストにあの雨女「千葉真子」が来ているというのに、ここまでドピーカンにならなくても、と思った。

去年より給水所はスムーズだったが、なんにしても参加者が多すぎる。

土手の狭い道に、あれだけのランナーを詰め込むのはもう限界だろう。

運営を見直さないのなら、来年はもう出ない。

って、小僧の伴走でタダなのに

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