だから「パシフィコ横浜」なんて展示会場には足を踏み入れたこともなく、みなとみらい駅を下りて、クイーンズスクゥェアの中をキョロキョロとお上りさん丸出しでうろついてしまった。
「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」の半月型の建物は、とっくにゴジラかモスラにぶっ壊されたはずなのに、などと見上げて、案内表示に従い、まずは「海のエジプト展へ。
じつはこれを見るだけのために横浜まで来たのではなく、同じ「パシフィコ横浜」のほかの展示ホールで開催されている「居酒屋産業展」という展示会の招待券をもらったので、これ幸いと両方とも見ることにしたのだ。
ともあれ、「海のエジプト展」はなかなか見応えがあった。
海に沈んだ幻の古代都市「アレクサンドリア」から引き上げられた、巨大な石像や出土品の数々に目を奪われる。
かあちゃんなんて、クレオパトラが1人だと思っていたぐらいだから、「へえ～、はぁ～、ふーん」の連続だ。
絶世の美女で、毒蛇に胸を咬ませて死んだとされるのは、「クレオパトラ7世」であります、アメン・ラー
公式記念グッズなどというものには目もくれず、続いて「居酒屋産業展」へ。
これは、毎年出向いている「FOODEX」よりもコンパクトな分、中身がギュッと凝縮されている感じで、説明を聞くのも慌ただしくなくていい。
もちろん、「居酒屋」なんて銘打っているだけあって、試飲・試食も盛りだくさんだ
時はちょうどお昼時、積極的に飲む飲む、食う食う お昼はこれですんでしまった。
けっこう満腹で、しかもオヤジはいい気持ちちゃんで会場を後にし、ぷかりさん橋の方へ出て、赤レンガ倉庫をめざして腹ごなしに歩いた。
もう夕方です。
夏休みと「Y150」が開催されているので家族連れや若者が多い。
先日の横須賀から「船」づいているのか、タイミングよく豪華客船「飛鳥 II 」の出航の様子を見ることができたり、
赤レンガ倉庫をひとわたり見て、山下公園 まで歩く。
夕景のなか、大道芸に人が群がっているのを尻目に、今度はリニューアルしたマリンタワー へ上った。
♪ 街の灯りが とてもきれいね ヨコハマ ブルーライト よ こ っ は ま ～ ♪
これだけ歩けば、喉も渇くし、ちったぁ腹もへる。
ということで、お待ちかねの
中～華～街ぃぃぃぃぃ～
「CRAZY KEN BAND」の歌みたいに、関帝廟でお祈りしても、炎の料理人・周富徳は横切らなかったけれど、かって知ったる裏道を行くと、な、な、な、なんと、昔かあちゃんと入った店はすでになく、新しい店が軒並み、情緒もへったくれもなく芸能人のサインなどをペタペタ張って、お得なセットメニューで呼び込みしているではないか
かつて長蛇の列をがまんして入った「海員閣」はひとりの客もなく、むかしからある小さな店はどこもひっそりとしていた。
表通りは、甘栗屋とテイクアウトのまんじゅう屋ばかり元気で、若者のグループは楽しそうだったが、なんだか薄っぺたい街になっちゃたなぁ
さんざん歩き回って、もう妥協しようと「順海閣 本店」で、飲茶のセット 1680円 也とチャーハンをたのみ、生ビールと 青島麦酒 で喉を潤した。
う～ん、それにしてもちょっと寂しいぜ、中華街。
いつかまた来た時には、もっと変わってるんだろうな・・・・・。
♪ よこはま たそがれ ♪ ・・・・・・・
