お好み夜話-Ver2

裸のサバ兄違い

河川敷に、ロケバスが数台停まっていた。

土手の上を中学生らしき集団と、レフ板を持った若者が歩いていた。

河川敷に張られたテントの脇には撮影用のレールが敷かれ、カメラが土手の上を狙っていた。

走り出してからそれに気づいたので、 顔を横に向けたまま走り過ぎた。

通り過ぎて、「金八先生』のロケだと腑に落ちた

たしか「金八」さんも定年を向かえたと、新聞に出ていたなぁ。

江北橋を通り過ぎて折り返し、身体が重いのを実感しつつ戻って来ても、まだロケは続いていた。



そういえば「金八先生」って、まともに見たことがなかったなぁと思いつつ家に戻った。


せっかくの休みだから、小僧を仕事帰りにピックアップして、亀有の「明神の湯」へ車を飛ばした。

久しぶりの

サウナで汗をかき、ゆっくり湯に浸かった。

洗い場で何気なく、鏡に映った太った裸の後ろ姿に、“アレッ”っと目を凝らした。

「サバ兄」

こんなところで、なにしてんだ、この男は

仕事をサボって一休み、か


まあ、人には知られたくないアレヤコレヤがあるワケだし、見なかったことにしようと思ったが、目が追ってしまう

太った男の裸なんて、相撲以外には見たくもないが、なんだかなぁ・・・・・

鏡に映ったその「サバ兄」らしき後ろ姿が、温泉の湯船の方へ行った。

別に追いかけるわけじゃないが、仕上げの温泉に浸かるため、我らもそちらへ移動した。

湯船の中に浸かると、その正面にその男性がいた。

「サバ兄」じゃなかった

似てるのは、体つきだけだった


誤解のないように言っておきますが、そんなに「サバ兄」の裸を熟知しているわけでは、当然ありません。

しかし、世の中には「サバ兄」のように太った男がザラにいる、という事実を知っただけであります。


温まります、「明神の湯」

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「迷想雑記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事