昭和の香り漂う日本家屋に暮らし、自らヒジキを煮、野沢菜を漬け、余計なモノはいっさい置かず、地デジもなにも関係ないのでテレビすらない静かな家庭環境だ。
そういえば時計も見当たらなかったし、家具というものはダイニングテーブルと、MacBookの乗っている机と、炬燵ぐらいしか気がつかなかった。
ロック夫人の「ヒカル」ちゃんによれば、ここへ越してくる時に、トラック2台分ほどの電化製品と家具をご両親が届けてくれたのに、頑として断り、冷蔵庫と洗濯機とパン焼き器のみ頂いたというくらいそれは徹底している。
食器棚や生活に必要な家具は自分で手作りしたいという、頑なまでのポリシーを持っているらしく、妊婦の「ヒカルちゃん」からすれば、もうすぐ産まれてくる娘のために、あれもこれもと考えるのだが、オムツも昔ながらの布オムツを使うと主張しているほど、マインドは昭和以前の日本人のようだ。
だから、食べ物も必要な分しか貯蔵せず、冷蔵庫の中身も潔いくらいなんにもない。
酔っぱらって馬肉料理専門店で旨いものをたらふく食べたマチューテが、ヒゲを丸めて反省したくなるくらい、その夜の「ジョニー」の食事は質素で少食だった。
産まれてくるマゴのために、なにかを贈ってあげたいジィジとバァバだが、以上のような「ジョニー」のシンプルライフをないがしろにするようなモノはいっさい受けつけないと思われ、何枚あっても足りないくらいになるであろう布のオムツと、雑巾を手作りして送ってあげようと話し合った。
あとはマチューテが得意な「名付け」をプレゼントすればいいかと思い、考えた。
最初は彼の名前から、男だったら「ハード」、女だったら「ソフト」なんていっていたが、「ジョニー」自身は産まれてくる我が子にワクワクするので「ワクちゃん」と呼んで気に入っているのだった。
今や女の子とわかったので、スコットランド人の彼にちなんで「ネス子」というのはどうだろうか
つい先日も「東スポ」かなにかで、「ネッシーは生きていた ! 」みたいな記事が載ったようだが、スコットランドといえば「ネス湖」でしょ。
それに名前の「ロック」はrock'n'rollのロックではなくて、スコットランドでは湖を意味するLochだから、「ロック・ネス子」ならバッチシじゃあ~りませんか
えっ、ダメ、ざけんな・・・・・そうですか
では、気を取り直して、「ロック」に合い、カタカナ表記でもイケル名前は、「ツバサ」ちゃんでどう
漢字の翼には、光を助けるという意味もあり、「ヒカル」ママを助けて、世界に飛翔するみたいなところで、
「ロック・ツバサ」、
いいんじゃないの
まあこれをじっくり検討して頂いて、来年早々誕生する我が子の笑顔を胸に、「ジョニー」は東京マラソンを走るのだ。
今年はチームモグランポ全員落選と諦めていたが、補欠抽選で「ジョニー」が当たったのだ。
なんて運の強いパパなんだろう やっぱり
ツバサ、飛翔の年にして頂きたいね
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