真夏の大会だから距離は10㎞と5㎞と短く、「ちち」は5㎞。
うれしくて、チームモグランポの証しのモグTシャツと帽子をあげたが、シューズは自前で用意してもらう。
短い距離とはいえ、足回りをちゃんとしたものにするのは大切だ。
で、「付き合って」と言われるままにシューズを買いに一緒に神保町のビクトリアへ。
数多いランニングシューズのうち、初心者用のソールの厚いシューズは格好ワルいし、色やデザインやメーカーでピンときたものを履いてみて、それが足にフィットすればいいんじゃない、という気持ちで探すこと数分。
アディダスのグリーンを基調にしたシューズが目にとまり、それがグッときて履いてみたらこれまたバッチリ
いいなぁ、新しいシューズは。
うらやましくなって店内を物色すると、ミイラ取りがミイラになっちまったのことわざ通り、ビビッドでカラフルでおしゃれなシューズが目にとまり、履いてみたらこれがビッタリ。
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衝動買い
こんなにカラフルなシューズを買ったのは、オヤジ史上初のことだ。
でもマラソンに使うのではなく、普段履きに最適、うれしすぎる
買い物に満足してビクトリアをあとにし、神保町・すずらん通り
に入り腹ごしらえ。
シューズやウェアを買ってすずらん通りの「キッチン南海」か「スヰートポーヅ」でお昼にありつくというのは、なんだかコースみたいになっちゃった。
かあちゃんはもちろん、「ホリちゃん」のときも「タカちゃん」のときもそうだったし、今回「ちち」もはじめて入る「スヰートポーヅ」で、うれしさのあまり餃子でビール。
ここの餃子はカラシをつけて食べるのが美味。
うますぎてうれしすぎて、ビールおかわり
「スヰートポーヅ」を出て、腹ごなしに秋葉原まで歩く。
新しくなった万世橋のガード下で一休みして、東北の地ビールでノドを潤す。
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朝走って体調も気分もいいし、あんまりきれいじゃないが神田川を見ながらのビールはなかなかいい。
気分がいいのは「ちち」も同じで、だからオヤジを誘惑する。
北千住に戻って、つい最近オープンしたばかりの海鮮居酒屋へ潜入。
ランチの丼物を食べているお客さんが多く、テーブルで魚介を焼いて酒を飲んでいる人はわずかだ。
24時間営業の居酒屋ってどうなんだろうって、興味津々で298円の一番搾りを迷わずオーダー。
何度目かの乾杯をしてグビッと一口やると、う~ん・・・・・、これは一番搾りですか ?
これはワテクシが毎晩ちゃんと注れている一番搾りと同じものですか ?
爽快感、なし。 のどごし、悪し。 ま、うまくない
うれしい気分が急速に萎む。
いくらチェーン店とはいえ新規開店したばかりの店で、この爽快感のない生ビールはなんだろう
たまたまドリンクカウンターの近くのテーブルだったので、さりげなく観察してその理由がほぼわかった。
だがそのワケは、ここでは書かない。
安かろう悪かろうのビールを平然と出しているような店には、もう行くことはないだろう。
チェーン店は所詮こんなもんさ。
気にならない人は行けばよい。
うれしい気分は萎んだが、勉強にはなったし、自分が心を込めて注いでいる生ビールは正しいと思いをあらたにできたのは良いことだ。
30分ほどでその店を出て、さあ商売、商売。
「ちち」はそのままモグランポのカウンターにとまり、あらためてビール。
そうして営業していると、「マヤさん」が久しぶりに来てくれた。
たいへんな病いを経て、2年間ビールを飲まなかった「マヤさん」が、にっこり笑って今夜はビールを飲むと言う。
ものすごくうれしいことに、飲むならモグランポの生ビールと決めていたそうだ。
うん わかる人はわかってくれる。
信念を持ってやってきたことを理解してくださる。
そして医者がなんといおうと、たった1杯のビールで死ぬことはないし、我慢に我慢を重ねるよりも、その爽快感と開放感でリラックスできる方が身体的にも精神的にもなんぼかいいだろう。
うれしさ余って、またまた何度目かの乾杯を「マヤさん」と。
こちらも病いを抱える身として、痛いほど彼女の気持ちがわかる。
どうか末永く、うまいビールを飲める身体でいて頂きたいと、心から願う。
今日1日のうれしさを抱えて、店を閉めて表通りに出ると、向こうからガラガラとバックを引いてくるひげ男を発見。
おう、琉球帰りの「ホリちゃん」じゃあ~りませんか。
わざわざモグランポの前を通って、営業していたら生ビールを飲みたいとやってきたのだった。
残念ながら、店をも一度開けるのはゴメンナサイ、ということで彼と「碧夢」へ。
そしてまたまたまたま何度目かの乾杯の生ビールで、彼の琉球話しをサカナに深夜2時ごろまで。
うれしくて、うれしくて、飲みすぎた長い1日が終わった。
自宅のパソコン前の椅子でご臨終 アーメン。。。。。