少なくとも4年半前までは。
たぶんあのままいったら、コロッとお亡くなりになっていたか、病院のベッドでうんうん唸っていたことだろう。
今が何の問題もなく、痛いところも苦しいこともない、心身共に健康な状態だとは言えないが、周りを見回して同じ世代より老いているとは思はない。
それに、もう少し節制さえすればまだまだ伸び代はあると自覚している。
20代の若者と短距離では敵わないが、長距離なら勝てることもある。
勝ち組、負け組なんて薄っぺらな言葉に踊らされないで、マイペースで行くことを口出しされるしがらみも無い。
ある意味自由で、気楽でいい加減で、束縛を受けずに暮らしている。
あと5年経っても、赤いちゃんちゃんこを着るジイジになるつもりはなく、「あのクソジジイやたら元気だな」と陰口叩かれるようになりたい。
50歳という年齢は「知命」とも呼ばれ、天が自分に与えた使命を自覚する歳だそうだ。
残念ながらまだ確固たる使命を自覚していない、何の取り柄もない色男のクソオヤジだが、方向性は定まっている。
まあ、おいおい事は明るみになるだろう。
明日GOGO祭りだが、思わぬご褒美が届いた。
亡くなったばあさんがかけていてくれた年金保険が満期を向かえ、GOGO祭りのオヤジに年金が振り込まれるのだ。
ほんのおこずかい程度だけれど、親の有り難みがしみる・・・。
明日、思い残すことなく飲んだら、年金オヤジは節制期間に入るのだ。
ハイハイまたかい、と言わば言え。
やるときゃやるんぜよ。
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