5年ぶりの「鮫」を読んだ。
「鮫」といっても、なでしこジャパンの「鮫島」ちゃんのことではない。
「大沢在昌」の新作「新宿鮫Ⅹ」のことだ。
いつもながらに一気に読ませるストーリー展開と、シリーズ10作目の節目ともいえる設定に、読み終えたのは朝方だった。
ストーリーについては何もいわないが、ひとつだけ、「ヨシダトシオ」という男がキーマンとして登場する。
歌舞伎町を縄張りとするやくざ者で、わずかな期間でいい顔にのし上がったことが疑惑をもたれる。
漢字で書くと「吉田敏夫」だが、この名前が気になる約1名の方は、ぜひ読むべし。
ビジュアルとしての「鮫島」警部は、オヤジ的には「真田広之」だな。
「舘ひろし」はちょっと違う気がする。
だから、「新宿鮫」初心者には、1993年公開の映画「眠らない街 新宿鮫」をおすすめする。
監督 滝田洋二郎 主演 真田広之 で、「室田日出男」や「奥田瑛二」もいい味出しているし、「浅野忠信」の若いこと。
これを見て、原作を読んでもいいし、シリーズ中もっともスリリングなエンターテイメントだと思う第2作「毒猿」から読んでもいいと思う。
とにかく、孤高の刑事「鮫島」の物語はまだ終わらないし、次回作は新たな展開で始まることは間違いない。
この話がネット上の「ほほ日刊イトイ新聞」で連載されたことも新しい試みだ。
やはり「大沢在昌」は目が離せない作家のひとりだ。
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