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いまは無き「エレックレコード」でわずか2年ほどの活動期間に、出した曲のほとんどが放送禁止になった三人組の異色のバンドが「まりちゃんズ」。
自作のゲルマニウムラジオで深夜に聴いて覚えた「まりちゃんズ」の強烈くだらない歌詞と歌声は今でも鮮明に覚えていて、脳裏に「尾崎家の祖母 (ババア)」が鳴り響き速攻お借り上げ。
アルバムなんかわずか二枚しか出していないのにベスト盤とは🤦♂選りすぐりのしょうもない歌の数々は笑うしかない迷作揃い。
1974年当時でも十分下衆な歌詞は、今でもぜんぜん色褪せない下衆の極みで、むしろ今のご時世にこそ「まりちゃんズ」を問うのは画期的ではなかろうか。
まあボーッと生きている人は知る由も無いが、「まりちゃんズ」のメンバー二人は「藤岡藤巻」というユニットで活動し、2008年に「藤岡藤巻と大橋のぞみ」で「崖の上のポニョ」の主題歌を歌い紅白にも出場しちゃうのだ。
あの「ひがみブルース」で悲痛に「売れたい、紅白に出たい」と叫んでいた野望を、「男の世界」「SM(サドマゾ)夜曲」の本性をおくびにも出さず「宮崎駿」やNHKを取り込み44年かけて実現させちゃった。
しかし「尾崎家の祖母(ババア)」はさすがにもう存命ではないだろうが、このときリードギターを弾いていた当時17歳の「Char!」はいま何想うやら。
すげぇことである。
久しぶりに「ブスにもブスの生き方がある」とか「まりちゃん」を聴いてみて笑うしかないのだが、出色は「もうすぐ23才」で、寄る年波のせいか歌詞が切なく、これは是非横浜の悪魔のお爺ちゃんにも聞かせてやりたい。
iPadに「まりちゃん」コレクションをしている「ヨシオ」もこのアルバムを聴いて、昭和のガキにタイムスリップするか良いぞ❗
だけど「まりちゃんのホルマリン漬け」とかエスカレートしてくると、「長渕剛」ですら逃げられないので要注意。