人にツッコまれたり、ネタにされた時など、必ずといっていいほど口から飛び出るのが「ヤカラ」だ。
正しい意味はこうだ↓
【やから/族・輩】
(族)同じ血筋の人々。一家一門。眷属。一族。
(輩)同類の者たち。仲間。連中。ともがら。
特に、よくない連中。
つまり彼は用法を誤っており、自身がすでに「ヤカラ」であって、同じ仲間ができてうれしいと告白していることに気づいていないのだ。
鬼怒川温泉の洗い場で、さっそく彼の「ヤカラ」ぶりが発揮された。
髪を洗ってすすいでいる「ホリちゃん」の背後から、ニヤニヤしながらシャンプーを何度もふりかけ、いつまでたっても泡がすすげないようにした。
まるで中学生のようなイタズラをして、大声でさわぐ「ヤカラ」。
食事会場では、
「オレが総理だったら・・・・・」
などと、いっぱし国を憂いてみせ、国会を千住に移し、官邸は居酒屋にし、法案の裁決の際には全員で
「ヤカラっ !! 」
と叫ぶんだそうな。
その瞬間から彼の呼び名は「そ~り」になった。
夕食時にたらふく飲んだのに、「ヤカラ」共は部屋へ戻ってからもさらに飲んだ。
「そ~り」のご要望で、日本酒を2本と芋焼酎を1本宿に持ち込んでいた。
日本酒の1本は氷水で冷やしておいたので、それを飲み、焼酎も飲んでいると、仕事を終えた「クミちゃん」が最終電車で来ることになり、「ヤカラ」共は浴衣姿で駅までお出迎え。
彼女を交えて飲み直し、すっかりいい感じになったオヤジはもう天使な「ヤカラ」になりかけていたが、ここで「ヤカラ中学生」たちは枕投げに興じ、一段落して「ヤカラ」な「そ~り」はおやすみ体勢にはいろうとするので、布団に潜り込んだ「そ~り」めがけて師匠「auちゃんパパ」がフライングボディプレス。
それでエスカレートした「ヤカラ中学生」たちは、次々に「そ~り」にフライングボディアタック。
見るに見かねたオヤジもいい歳して参戦、「そ~り」の上に覆いかぶさった上に3人の「ヤカラ」共がのしかかり、右の肋骨に衝撃が走った。
一番下の「そ~り」はなんでもないのに、やっぱりオヤジは「ヤカラ」になりきれないデリケートな色男なのだ・・・・・。
夜の運動をして汗をかいてしまったので、もう1本の日本酒を露天風呂に持参し瓶ごとあったまって燗をし、桜を愛でながら裸で飲んだ。
お酒という鎮痛剤を多量に摂取しているためか、露天風呂では普通に酒を飲んでいたが、部屋に戻るなり激痛に息苦しくなり、気を失うように布団に倒れこんで、そのまま朝までご臨終
翌朝、何事もなかったかのように朝食にいく「ヤカラ」共を尻目に、オヤジはアバラの痛みで動けず、布団に入ったまままんじりともできなかった。
長年の経験の賜物で、この痛みは肋骨にヒビが入っているとわかった。
去年の3月の「三浦国際市民マラソン」の後の宿で、温泉のみ参加の「Cちゃん」から足蹴にされて、左の肋骨にヒビが入った以来、1年ぶりの負傷だ
まったく、色男、金と力はなかりけりだ・・・・・
ま、しかし、この程度でめげていてはとても明日の日本を笑って過ごせやしない。
ちいさな経済活動をして、風評被害の煽りを受けた鬼怒川の街に貢献しなくてはと、地震以来休園していて18日に再開した「日光江戸村」へ、「ヤカラ」と「アバラ」の集団は出かけた。
行きと帰りのバスはほとんど貸し切り状態、今日から再開だというのに、駐車場はあの夢の国と比べるとお寒い限りで、こりゃぁ江戸の町もたいへんだと実感した。
だがここでも桜は満開ニャンまげ。
「ヤカラ」も満開だ。
昨日よりも天気はすぐれず少し寒かったけれど、けっこう楽しめた。
がんばれ !! 「日光江戸村」
今回は10㎞ちよっとしか走らなかったが、景色のいいところを巡るのは気分のいいことだ。
しかし、都心からも近く、そのまま福島方面へ行ける鬼怒川や日光は、ほんとうに風評被害で深刻だと感じた。
今度の連休には、人がたくさん出て賑わってくれることを願い、鬼怒川温泉を後にした。
えー、上記のようなおバカな「ヤカラ」で「アバラ」が痛いので、少なくとも今月いっぱいはオヤジを笑わすのはご遠慮頂きたく
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