ことの顛末はこうだ。
明神の湯から帰る途中で電話が入った。
「むっちゃん」から一緒に飲もうというお誘い☺️
娘の誘いに拒む理由なんてまったくない。
しかし彼女、かあちゃんと高尾山に行ってるはずで、日帰り温泉に入ってくるなんて言っていたからもっと帰りが遅いと思っていたので、オヤジは一足先に自宅へ戻り小僧の夕飯でも作るつもりでいた。
ということは、かあちゃんの方が先に戻って小僧のメシを作っているのか❓
そうならオヤジは今夜は野放し😁、どこで落ち合うか尋ねると、ビールを買って帰って来いとのこと。
なんじゃそれ⁉️
よくよく聞けば、二人は高尾山から我が家へ帰って来て、今かあちゃんと一緒に夕飯を作っているのだそうな。
そうですかい、余計なこと考えなくてよかった。
そんなわけでビールと焼酎を買って帰ると、台所で二人が料理を作っていた。
かあちゃんの指導を受けて下拵えをしている「むっちゃん」の姿に、こんな嫁が来てくれたらなぁとしばし見とれてしまった。
すると「むっちゃん」が、もうすぐ「ハマちゃん」が来るという。
なんであの調子コキまでやって来て、この平和な夜を乱すんだ⁉️
憮然として口を尖らせたところへ、当の調子コキがニヤニヤしながら顔を出した😤
呼んでないよ👊👊
というと、かあちゃんに呼ばれたので、などと言って缶ビールのプルトップをプシュッとあけて、
「コップくださぁ～い」
と、お店気取り。
しょうがないから注がれたビールを手に取って、思わず乾杯してしまった。
で、お前、何しに来たんだ❓ と問うと、もうすぐ「東京マラソン」だから衣装合わせにやって来たんだそうな。
フン、衣装合わせとは笑わせるぜ😡
正月に半ば強制的に10km走らせて以来、これまでまったく走らずイメージトレーニングしかしてないくせに、しかも正月太りから抜け出していないちゅうのに、あの屈辱のカネゴンを着ようってのか😤😤
そうかい、そうかい、本気でカネゴンで走ろうってのならやってみるがいいさ。
それでどれほど辛いか実感すればよいのだ。
んで、この有様😵
どうですかこの節操のないカネゴンは。
だいたいこの男、「走レンジャー」のブラックを着てもぜんぜんヒーローに見えなくて、子供たちから「きもい」なんて言われ、ショッカーと同じ扱いだったのだ。
やっぱり品性下劣なヤカラは、変装しても変身してもその内面が滲み出てしまうもんだな。
この調子で走ったら沿道の観客からも、エイドのボランティアの方々からも、
「なんかこのカネゴン去年と違うよね❓ 」
「去年のカネゴンの方が可愛いかったよね」
「お下劣な感じがする」
そういう声が出ることは必至だ。
こんなチャラいカネゴンはチャラゴンかとか、ヤカラゴンと言われてもしょうがない。
知性のカケラも感じられないから、
バカネゴンだ‼︎
コヤツ、このまま練習をしないで走ったら収容バスの屈辱を味わうであろう。
鬼軍の師匠と走る約束をしたらしいが、徹底的にしごいて欲しい。
鬼軍がホンキモードでしごいたら、ちったぁ性根も入れ替わるやもしれん。
本番で地獄を味わう前に、舐めた性根を叩き直してくだせぃお代官様🙏
だがこちらも、何もしないわけではない。
ヤツのために、カネゴンの更なる改良をしなくてはならないのだ。
補修する材料も買いに行かなけりゃならないし、もうあんまり時間がないのは経験上明らかなので、ここ1週間前後で仕上げる必要がある。
ここまでサポート体制があるのに、無様な結果になったらボコボコにしてやる💪
わかったか、バカネゴンよ‼️
