超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

複数の超音波振動子を制御するシステム技術

2016-01-17 12:54:19 | 超音波システム研究所2011

複数の超音波振動子を制御するシステム技術

複数の振動子を使用する超音波システム
この動画のベースとなる技術を紹介します

<< 超音波のジャグリング制御 >>

シャノンのジャグリング定理
( F + D ) * H = ( V + D ) * N
F : ボールの滞空時間(Flight time)
D : 手中にある時間(Dwelling time)
H : 手の数(Hands)
V : 手が空っぽの時間(Vacant time)
N : ボールの数(Number of balls)

応用
F : 超音波の発振・出力時間
D : 循環ポンプの運転時間
H : 基本サイクル(キャビテーション・加速度のピークの発生する)
V : 脱気装置の運転時間
N : 超音波出力の異なる周波数の数

説明
各種データの時系列変化の様子を解析して、
時間で移動するボールのジャグリング状態に相当するサイクルと
影響範囲を見つけます
この関係性からボールN個のジャグリング状態を設定して制御を行うと、
自然なシステムの状態に適した制御となり、
効率の高い超音波システムとなります

F・D・Vの関係は時間の経過とともにトレードオフの関係になります、
そのために各種の運転として他の条件を停止させた状態で
運転する方法が必要になります

これまでにも、結果としては適切と思える状態が発生することがありましたが
数時間、数日、数ヶ月後には適切でなくなり、再調整することがありました
このような経験の中から適切なモデルを検討していましたが、
ジャグリングモデルは大変良く適合するとともに、
高い効率と安定性を示しました

超音波の目的(キャビテーションの効果、加速度の効果、 等)に対して、
装置の運転時間の調整で対応(最適化)することが可能です
但し、一般的な時間を提示できないのはシステムの系として
水槽やポンプの構造による影響が大きいため、
 そこに合わせる(音響特性を考慮した最適化の)必要があるためです

参考として、単純な応用例
 300リットルの水槽で30リットル毎分の循環ポンプと脱気装置の場合
 超音波1              ------
 超音波2      ------               ------
 脱気装置  ---      ---       ---
 循環ポンプ      ---       ---       --- ....
 超音波出力:2分 100-200ワット、 脱気装置 1分、 循環ポンプ 1分

ポイント
 システムを「時間で移動するボールのジャグリング状態」として
 捉えることが重要です
 トレードオフの関係にあるパラメータを
 適切にバランス運転することを可能にします

通信の理論を考えたシャノンが
 ジャグリングの理論を考えた理由もそこにあるように思います

各種の運転・停止時間の設定により
キャビテーションと加速度の効果を
調整することが可能です

オリジナルの音圧測定解析装置:超音波テスターにより
応答特性の確認を行い、提案・実施しています

特に、複数の同じタイプの超音波振動子を
一つの水槽に入れて利用している場合
この制御を行うことで
洗浄・攪拌・改質・・・・の効果を大きく改善できます

現状の超音波装置の対策としては
最も効果的で実用的です

但し、装置の振動系の測定解析を行う必要があります
装置の振動系の問題がある場合には
測定解析に時間がかかります


この制御は簡単で、非常に効率が高いので是非利用してください
省エネルギーにもなります、広く普及させたいと考えています
特許申請は行いません
(インターネットで公開し類似の特許が登録されないようにしています)
 詳細については「 超音波システム研究所 」にお問い合わせください

単純ですが、個別の要因(水槽、伝搬対象物、・・)により適切な設定が必要です

 

 


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非線形性超音波照射技術 043

2016-01-17 12:52:49 | 超音波システム研究所2011

非線形性超音波照射技術 043

超音波システム研究所は、
オリジナル装置:超音波テスターにより
 対象物の音響特性(超音波の非線形伝搬パラメータ)を利用する、
 新しい「超音波洗浄技術」を開発しました。

今回開発した技術により
 複数の異なる周波数の「超音波振動子」を利用する場合、
 「超音波の発振・出力制御」による
 洗浄対象物への非線形伝搬現象を考慮した、
 超音波のダイナミックな制御を可能にしました。

特に、
 高調波に関する超音波と対象物の相互作用を検出・確認することで
 複雑な形状や、精密部品の洗浄に対する効果的な
 制御(液循環、治工具、洗浄物の固定方法、・・・)が明確になります。

従って、適切・あるいは有効な
 超音波周波数の選択や
 異なる周波数の振動子の組み合わせ・・
 洗浄対象に合わせた使用方法が決定できます。

これは、洗浄・表面改質・化学反応の促進・・・に対して
 目的に合わせた
 効果的な超音波利用技術です。

間接容器や治工具
 洗浄対象物の数量・・に対する相互作用もあり
 解析は、複雑ですが
 各種の適用が可能になります


オリジナルの超音波伝搬状態の測定・解析技術により、
 以下の事項について
 実験確認を続けた結果として、このような方法を開発しました。

 1)超音波の非線形現象と、洗浄効果の解析
 2)洗剤・溶剤・・・洗浄液による超音波の非線形現象の解析
 3)流水式超音波の解析
 4)超音波による、部品の表面検査技術の開発
 5)超音波伝搬現象に関する、代数モデルの研究

 各種部品・・・に対して効果的な実績が増えています。

 


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脱気・マイクロバブル発生液循環 (超音波技術) Degassed microbubble generating circulation

2016-01-17 12:33:54 | 超音波システム研究所2011

脱気・マイクロバブル発生液循環 (超音波技術)

Degassed microbubble generating circulation

脱気・マイクロバブル発生液循環
(超音波制御技術)

この動画は
超音波とマイクロバブルによる
表面改質処理を行った水槽を利用して、
(超音波の共振・減衰を制御している)
適切な液循環の状態を紹介しています

ポイントは
適切な超音波と液循環のバランスです
液循環の適切な流量・流速と超音波(キャビテーション)の設定により
超音波(音響流・加速度効果)の伝搬状態をコントロールしています

脱気・マイクロバブルの効果で
均一に広がる超音波の伝搬状態を利用します

液循環により、以下の自動対応が実現しています

溶存気体は、水槽内に分布を発生させ
レンズ効果・・・の組み合わせにより、超音波が減衰します

もうひとつは
適切な超音波照射時は、大量な空気・・が水槽内に取り入れられても
大きな気泡となって
水槽の液面から出ていきます

従って、超音波照射を行っていない状態で
大量にオーバーフローを行い続けると減衰します。

しかし、この空気を入れる操作は必要です
多数の研究報告・・がありますが
液循環の無い水槽で、長時間超音波照射を行い続け
溶存気体の濃度が低下すると
音圧も低下して、キャビテーションの効果も小さくなります
(説明としては、キャビテーション核の必要性が空気を入れる理由です)

超音波照射により、脱気は行われ
溶存気体の濃度は低下して、分布が発生します
単純な液循環では、この濃度分布は解消できません

マイクロバブルの効果です

脱気・マイクロバブル発生液循環が有効な理由です

 


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超音波洗浄器の利用技術 Ultrasonic Cleaner

2016-01-17 12:33:24 | 超音波システム研究所2011

超音波洗浄器の利用技術 Ultrasonic Cleaner

超音波システム研究所は、
超音波のキャビテーション制御技術を応用した、
表面改質技術を超音波洗浄器に適応させる方法を公開します。

超音波とマイクロバブルによる表面改質効果により
 高い音圧レベルによるキャビテーション効果や
 液循環による加速度効果を制御して
 効率の高い超音波洗浄器の利用を可能にします。

上記の処理方法について
   具体的な方法を提供します。

 超音波の伝搬状態の測定・解析技術を利用した結果、
 洗浄器の水槽部分に対して
 音響特性の改善を確認しています。


この動画のように
 水槽の表面改質と脱気マイクロバブルの利用で
 効果的な利用が可能になります。

 


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キャビテーション写真を利用した超音波制御技術

2016-01-17 12:33:08 | 超音波システム研究所2011

キャビテーション写真を利用した超音波制御技術

超音波システム研究所(所在地:神奈川県相模原市)は、
 デジタルカメラによるキャビテーションを撮影する方法を利用して
 超音波伝搬状態の、コントロール技術を開発しました。


今回開発した技術は、
 超音波の状態を、デジタルカメラによるキャビテーション写真により
 対象物(洗浄、攪拌、改質・・・)に対する
 コントロールパラメータとして利用可能にするという方法です。

 これまでの数値化やグラフとは異なる
 水槽や液循環に関しても幅広く確認することが可能です。

特に、超音波分散効果に関するキャビテーションの影響や
 複雑な形状の洗浄部に対する音響流の効果・・・について確認できます

 なお、超音波システム研究所の
 「超音波測定・解析システム」(超音波テスター)と
 「超音波機器の評価技術」により、
 この方法による、具体的な効果を多数確認しています。

応用技術として
 「超音波の伝搬状態や、水槽・容器・治工具・超音波の評価技術」
 「各種部品の表面検査技術」・・・
  としても利用可能です。

 


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<超音波伝搬状態の測定・解析>  Ultrasonic measurement and analysis

2016-01-17 12:32:39 | 超音波システム研究所2011

<超音波伝搬状態の測定・解析>  Ultrasonic measurement and analysis


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超音波の研究 NO.3

2016-01-17 12:30:34 | 超音波システム研究所2011

超音波の研究 NO.3

超音波(論理モデルに関する)研究開発資料の公開

統計数理に基づいた
 実験を繰り返しながら
 超音波の論理モデルを検討しています

この資料は
 2008.9~2012.9の期間に
 検討した、実験資料です

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超音波システム研究所
ホームページ  http://ultrasonic-labo.com/
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電車と川・・・・・ <観察> No.17

2016-01-17 12:30:18 | 超音波システム研究所2011

電車と川・・・・・ <観察> No.17

電車の通過による
 振動・音の変化を観察しています。

 様々な事項による、影響が興味深い状態です

 耳(人間)と
 装置(デジタルカメラのマイクとパソコンのスピーカー・・)と
 音(電車、川、鳥・・・)
 による相互作用です

 超音波技術に応用可能だと考えています

超音波システム研究所
ホームページ  http://ultrasonic-labo.com/


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超音波実験 Ultrasonic experiment no.603

2016-01-17 12:29:50 | 超音波システム研究所2011

超音波実験 Ultrasonic experiment no.603


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小型ポンプによる「脱気・マイクロバブル発生装置」

2016-01-17 10:55:53 | 超音波システム研究所2011

小型ポンプによる「脱気・マイクロバブル発生装置」

小型ポンプを使用した
 超音波<実験・研究・開発>に適した
 脱気・マイクロバブル発生装置」です

 「脱気・マイクロバブル発生装置」は
  中性洗剤、アルコールに対しても利用可能です。
  現在利用している超音波洗浄液・・・に対しても
   場合によっては利用することができます。

 「脱気・マイクロバブル発生装置」による効果は
  効率的な超音波照射を実現するとともに
  ナノバブルの発生につながります。
  さらに、一定時間の超音波照射により
  ナノバブルの量がマイクロバブルの量より多くなます。
  その結果、
  非常に安定した超音波照射制御を行うことができます。
  (マイクロバブル・伝搬状態・・・の計測・解析により確認しています)

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超音波システム研究所
ホームページ  http://ultrasonic-labo.com/

小型ポンプと超音波テスターによる「流水式超音波システム」

http://ultrasonic-labo.com/?p=1258

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