オリジナル超音波プローブの「発振・制御」技術 ultrasonic-labo
報道関係各位
2017年01月17日
超音波システム研究所
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オリジナル超音波発振制御システムの開発技術
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
超音波システム研究所は、
2種類の超音波プローブ(圧電素子)と
ファンクションジェネレータを利用して、
超音波発振制御技術による、
超音波の非線形現象をコントロールする技術を開発しました。
新しい超音波の応用技術です。
対象物の音響特性に合わせた、超音波発振制御により
共振・干渉・非線形・・・のダイナミックな変化を
目的に対して効果的な、
超音波の伝搬周波数・音圧レベル・変化・・を実現します。
変動する振動状態(モード)を利用する
ダイナミックシステムとしての
装置開発も可能です。
特に、超音波テスターを利用したこれまでの
計測・解析により
各種の関係性・応答特性(注)を検討することで
超音波の各種相互作用を解析・評価・制御する方法を開発しました。
注:パワー寄与率、インパルス応答・・・
ポイントとしては、
複雑に変化する超音波の利用状態を、
音圧や周波数だけで評価しないで
「音色」を考慮するために、
時系列データの自己回帰モデルにより解析して
評価・応用することです。
目的に応じた利用方法が可能です
例1:ナノレベル粉末の表面処理・撹拌
(金、銀、・・・)
例2:マイクロレベルの液量に対する化学反応
(洗剤、溶剤、・・・)
例3:接触部分への超音波伝搬
(部品検査、表面検査、・・・)
例4:金属加工状態への超音波伝搬
・・・・・・・・・
上記の具体的な実施は、
音楽表現でいうところの「暫時的位相変換プロセス」を
2種類の超音波プローブで実現させます
これは、幅広い解釈と組み合わせが可能だと考えられますが
現実的には、各種対象物・・・の音響特性により
効果的な範囲は非常に狭く
測定確認が重要です。