うたのたまご

わたしの五行歌と、感じたことなど、きもちのままに。

浮かんできた言葉を大切に

2008-09-14 14:13:33 | 五行歌
このところ、なかなか納得できる歌ができません。
自分としては、自分の思いを見つめきれていないように思います。
もっと思いをひろげて、詩の言葉に磨き上げたいです。

さて、今回はそんな問いを屋代陽子さんにぶつけてみました。
ご本人の許可を得ましたので、ブログに載せたいと思います。

質問:屋代さんにとって、五行歌ってなんですか?
   五行歌を書くコツなんてありますか?

答え:私の五行歌の作り方はそんなにきちんとしていないので、
コツはとくにありませんが、参考になるなら私流の作り方を
ちょっとだけ書きます。

 言葉を磨き上げたりしていないんです。そういうイメージで見ら
れることが多いけれど・・・。浮かんできた言葉は自分にとって意
味があるものだと思うから大切にしています。
 最近見た美しいものは?印象に残ったものは?感動したことは?
って思い出していくのです。映像で思い出すより、人間ってどうし
ても言葉で思い出すから、それをそのまま歌にしている感じです。
もちろん、気になった一つの言葉が浮かんで、そこから歌が出来る
こともあるし、音楽をきいてリラックスしている時にふと歌が浮か
ぶこともあります。無理してひねり出す、ってことはあまりありま
せんが、そんな時でも白い紙に向かうと不思議と浮かんできます。
人は絶えずものを感じたり考えていて、それを意識するかどうかな
のだと思います。修正はほとんどしません。一息のため息や呟きを
切り刻んでしまうことになるので。それで歌は良くなったとしても、
心はありのままを認めてもらえなくてしんどいでしょうから。