Woodのぼやき

大阪府枚方市の宇山サッカークラブでコーチをしてます。失礼な発言も多々ありますが、ご容赦ください。

もっと本を読もう!

2008年08月02日 | サッカー日記
先日、『察知力』という本を紹介し、子供たちに読むように推奨しました。早速、お父さんが買って来て読んでいる子もいるようです。これを期に、サッカーノートをつける子が増えるでしょうか? 私はというと...

最近、『伝わる言葉で強い組織をつくるオシム知将の教え』を読みました。この本は中間管理職が読むビジネス書ともいえる本でした。最近、暑いせいか、それともコーチにも慣れてきたせいか、練習に取り組む姿勢にたるみが感じられる3年生に対して、どのように接すればいいか、どういう言葉を投げかけるべきか、参考にしようと思って読んだ次第です。

この本の作者である児玉光雄さんは、スポーツ心理学のカウンセラー?で、日本スポーツ心理学会会員とのことで、フジテレビの脳内サプリの問題監修もされていたそうです。この本では、オシム氏が色々口にしたオシム語録を、スポーツ心理学的見地で解説されています。色々と参考になる点がありました。

コーチの仕事は指示を出すことではなく選手の力を引き出すことであるとか、同じことを何度も繰り返し言い続けることがコーチの仕事である...とか。例えば、子供たちに簡単なプレーの仕方について説明しても、1回ではなかなか理解し実践することはできません。何回か練習を中断して説明するわけですが、そのうち、なんでわからへんねん!と怒り出すわけです。しかし、コーチはそのプレーを伝えようと思っていれば、何故そのようにプレーしなければならないか、そして出来なければ何度も何度も繰り返し言い続けなければならないとのこと。

上記以外にも、言われてみれば当たり前と思えることでも、なかなか出来ていないことが多々出てきます。コーチとしての自分をもう一度見つめ直すには良い本でした。中間管理職としても...

そして今は、『サッカー戦術クロニクル~トータルフットボールとはなにか?~』という本を読んでいます。こちらは、コーチングとは関係なく単なる個人の趣味で読んでいる本です。トータルフットボールに取り組んだ過去のチームについて、監督の着眼点や戦術など、いろいろ書かれています。ミケルスのオランダ代表、サッキのACミラン、クライフのバルサ、サンターナのブラジル代表、などなどたくさんあります。単純におもしろいです。色々な戦術・システムの遍歴が自分の中で整理できそうです。

こういったことを紹介したのは、子供たちにもっと本を読んでほしいと思ったからです。私は小学校の低学年の時は、たくさんの伝記を読みました。高学年から中学生にかけては文庫本で歴史小説などをたくさん読みました。そのなかで、いろんな考え方を学んだと思っています。

普段はサッカー中心の子も多いかもしれませんが、人間の幅を広げるために、いろんな考え方に触れるために、もっと本を読んでほしいと思います。まずは『察知力』からでも。

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