石斛(セッコク)にとって、今の時期は、大事な新芽の成長期です。
雨の降り出す前に、花の終わった、すべての鉢に、置肥しました。
花が終わって、寂しくなった棚ですが、
石斛の中でも、「長生蘭」と呼ばれる物は、
新芽が、綺麗で、観葉植物的に楽しむ事が、できます。
「縞」とか、「抜け」とか言われる、部分的に、班になったもの…とか、
( 竜 宮 )
「覆輪」、「赤隈」 などと言う、縁取りの有る物。
( おあしす)
「更紗」と言う、葉の表面に、凸凹感の有る物とか、
( 昭 代)
新芽の色が、特徴的な物とか…
( 獅子星)
( 夢 殿)
観察すると、面白いです。
この「夢殿」の新芽などの様子を言う、専門用語があるらしいのですが、
こうした、専門用語、
固体識別には、重要で、必要な知識ですが、
花を咲かせる、育苗管理には、直接関係ないと、
頭が、認識してしまっている所為もありまして、(先輩方すみません)
聞いても読んでも、さっぱり、頭にインプットされません。
知識より、感性の魚座だもので~(← 実は頭が悪いだけの言い訳 )
「竹 葉 石 斛」
葉が竹の葉に似ていると言うので、「竹葉石斛」
これも、中国産との事です。
大型の石斛で、大きくなると、草丈が、一メートルを越すそうで、
国産の石斛と違って、矢の更新が無く、
成長した、矢の途中からも、脇芽が伸びて茂るのが、その特徴です。
花は蝋細工の様な光沢があり、肉厚です。
喉に赤いヒゲ状の模様があります。
同じ仲間に、「姫竹葉石斛」 と言うのが有りまして、
こちらは、草丈もコンパクトで、花の花弁が丸いので、
花が咲いていれば、簡単に見分けられます。
開花が進むと、花弁が少し薄くなり、ひらひら感が増しますよ。
国産の石斛に比べ、水分を好むようですので、
少し大きめの鉢で、ミズゴケを多めにして、保水させると良い様です。