ケーナ製作「風工房」のブログ

ケーナ作り49年。日本中のケーナ愛好者にご愛用頂いています。

LPのこと

2024年02月06日 16時21分44秒 | ケーナ
私が人生で初購入したLPがこれです。





1974年発売。
「コンドルは飛んで行く」の世界的なヒットで日本ではケーナブームがが起きていた。
(ブームと言っても知ってる人は少ないのだけれど)
日本のケーナ界ではこの時期を第1期ケーナブームと呼んでいるのです。
私は翌年に初のケーナを手にして、ほぼ同時期にこのLPを買ったわけだから私のケーナ歴は49年目になるという事です。

今では知っている人も少ないけれど、ロス・チャコス、ファシオ・サンティジャン、ロス・コージャスという3つのグループの演奏を収めたオムニバス盤。
LPの解説によるとフランスでは早くからフォルクローレのブームがあって、南米からいくつものグループやミュージシャンが出稼ぎに来ていたようです。
その中から生まれたのがロス・インカスというグループで、1963年にコンドルは飛んで行くが初収録され、70年にサイモンとガーファンクルが歌詞を付けて歌ったのがきっかけで世界ヒットしたわけです。(フランスでインカスからプレゼントされたLPを基に68年にレコーディングした、という記事もあります)
ロス・チャコスはフランス人だけのメンバー構成のグループでLPも沢山出して来日公演も行っています。私がケーナに取り組むきっかけとなったのはそのチャコスのコンドルを聞いて感動してからなのでした。

古いLP音源をパソコンに取り込んでデジタル編集し、CD-Rに焼き、更に iTunes データ化して記録管理をするという作業を進めているのですが、
今日久しぶりにLPに針を落として聴いているうちに、プチプチノイズの向こうから当時の記憶が蘇って来ました。
当時は大阪で安月給の為ギリギリのアパート生活をしていたのですが、
6万円足らずの手取り給料で3,600円もする2枚組LPをよく買ったものだと感心。

そして49年後の現在までに集めたフォルクローレ音源はLP、CD合計1500枚くらいになります。
それらすべてを iTunes で検索再生出来るようにデータ化を進めているのです。
もう残り僅かなので、近日中のほぼ完全なものになるはずです。
















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