今、ブランケットを編んでいます。
左は極太の糸でザクザク編んだので
もう完成しています。
右はまだ途中です。
かなり大判に編んでいます。
振り返ってみると、25年ぶりです。
元夫と長女に編んだのが最後でした。
あんなに好きだった編み物を、なぜやめてしまったのか?
考えてみたら、あれがきっかけかな〜という出来事が。。。
それは、ある日、「もう着ないから」と言って捨てられたことです(笑)
私が編んだセーターも、ベストも、マフラーも、躊躇う様子もなくどんどんゴミ袋に突っ込んでいたのを覚えています。。。
でも、その時、一番記憶に焼き付いているのは、私の母がプレゼントしたばかりの、厚手のパーカーを一緒に捨てていた光景でした。
私の手編みは、確かに下手くそだったかもしれません。
ニットの色も好みではなかったのかもしれない。
でも、夫への愛情は、確かにありました。
夫に対しては、当時はただ黙って見ているだけで、なにも文句が言えませんでした。
しかし心の中の顔は、髪の毛の逆立った世にも恐ろしい般若のような形相をしていたと思います〜。
この人にとっては、私や両親からの愛情なんて、ただのゴミなのだなと。
一家丸ごと、踏みにじられたような感覚でした。
もう、あれから四半世紀も経ちました。
今なら分かるんです。
自分の気持ちこそがゴミだったのだと。
私がこんなに手間暇かけて仕上げた愛情たっぷりのプレゼント、もらったら喜んでくれて当たり前。
大事に何度も着てくれて当たり前。
こういう押し付けがましい気持ちが、当時まだ若かった自分にはあったのかもしれません。
そんなしょうもない思いこそが、元夫にとっては、もらったところで有り難迷惑な、ずっしりと重たい、厄介な粗大ゴミに過ぎなかったわけですね。
今となっては、もう笑い話ですが〜(笑)
そして25年を経て、また編んでみようと思うようになりました。
軽やか〜な気持ちで。
自分以外の誰かのために。