ビタミンEX

6 men keep it goin' on♪

"袋のねずみ"

2010-02-16 21:37:56 | 映画 & 舞台
遅くなりましたが、TETSUYAさん主演の≪ばったもん3番勝負 其の壱 袋のねずみ≫ 2/7 13:00~の回に行ってきました
前日に当日券を執念でゲットして(笑)


会場ではパンフレットが売り切れでした。。
LDH SHOPで買ってくださいってことです。
送料やら手数料かかるし、抵抗があります。。←ケチ


以下は感想文です。
あらすじは、ごく簡単に言うと、昭和11年2月26日未明にいた一太郎(=TETSUYAさん)が現代の東京にタイムスリップしてしまい、そこで起こる出来事、という感じ。
1回しか観てないし、私の理解で確実かどうかわかりませんが、わかる範囲であらすじを書いておきたいと思います
パンフレットがあればなーと悔やまれます。。


昭和11年2月。
一太郎は陸軍をケガを理由に離れ、自宅で妹ふみとともに生活していました。
そこへやってきた陸軍時代の上官から、戦争を始めて、豊かになるどころか農村では貧しくなる一方、女性や子どもが売られている。
こんな日本はダメだ、変えなきゃいけない、明日革命を起こす、君にも加わって欲しい、という誘い。

革命なんて無理、死にたくないと悩んでいると、ふみの「私は一人でも大丈夫。今の日本は嫌い。」という言葉に背中を押され、家を飛び出して上官のもとへ向かうも、爆発に吹き飛ばされ、意識を取り戻すとそこは現代の東京。


経営が傾いた暴力団経営の会社に拾われた一太郎。
周りには「兵隊マニアだ」と本気にしてもらえず、「これは芸として一発売れるぞ」と。
一太郎は「今は何年ですか?」と尋ね、二・二六事件は失敗し、その後太平洋戦争が起こり、昭和が終わったこと、昭和から平成に時代が移ったこと、、などを知って愕然とします。


でも、この時代には女性にも男性にも自由があると聞き、平成で生きていこうと決めます。


兵隊ホストは大当たりで、お店は大盛況。
一太郎は”ノリノリ”(若干古い感じ)になっており、「毎日You Tube観て勉強」して「お前変わったなぁ」と言われるまでに。


ところが、傾いたときに首を切ったはずの女性が事務所に戻ってくると、弟子として一緒にいた女の子がふみとそっくり。
「ふみなのか?」と一太郎は尋ねますが、女の子は否定。
一太郎は信じられない気持もありつつ、「違う」と言われて認めるしかないようでした。


その後、CDデビューするにまで漕ぎつけますが、レコーディング前日にグループの女性メンバー2人が芸能界のドンに粗相をしてしまい、レコーディングができないことに。
謝罪に向かったメンバーがケガをして戻ってきたけど、全員じゃない。
女性2人はまだ戻れないと。。


一太郎は「なぜ助けに行かない?日本は変わったんじゃないのか?女性も男性も自由になったんだろう?」と戻ってきたメンバーに詰め寄ります。
「じゃあお前が命を張って助けに行けよ!」
と言われるけど、一太郎は固まってしまい。。
「お前みたいなのばったもんっていうんだよ!
結局おれたちは、またドブネズミみたいに生活していくしかないんだよ・・・」
と。。


そのあと、熱い一太郎の話に触発されたメンバーたちは一太郎を置いてまだ戻れない2人を助けに向かいます。
そこにやってきた、あの女の子。
本当はやっぱりみちは一太郎の妹・ふみでした。
信じてもらえないだろうからその話はするなと言われていたこと、本当は兄に会えてうれしかったこと。
ふみは「もう一人は嫌!必ず帰ってきて!」と一太郎に伝え、一太郎が出かけるところでおしまいでした。


こんなんで伝わるのかな。
彼女が本当に妹であるとわかるところは、TETSUYAさん泣いてたみたいでした。
会場も泣いてる方がいらっしゃいました。
私は途中の件がツボすぎて、そういう心境になりそこねました。笑


あとはおもしろかったところです。

昭和11年から現在は何年離れているかという話で、「何年だ?」ってTETSUYAさんが言うと他の役者の方が「71」って答えたけど、「73だよ」ってTETSUYAさんが(笑)
わかってたんですね


あと、「俺いくつだよ」って超混乱してました。
本当に生きてたら、TETSUYAさんの役は大正元年の生まれらしいので、15+63+22=100歳ですね。



軍隊キャラから抜けて、はじけて出てきたところでは、衣装も変わっていました。
さっきまで黄土色の陸軍の軍服だったのに、この場面では、ちょっと短い学ラン(しかもボタンが色とりどり)、黒と金のチェックのタンク、ベージュのだぼっとしたパンツでひざ下はゲートル
サルエルっぽいけど、ちょっと違う
さらにどうみても大きすぎるサングラス。
ちょっと時代がずれている感じも・・・


「みなさん、元気ですか

とFeeling Daysの入りの挨拶的な呼びかけ。
会場の反応が悪いと、

「昼だから声でないよね~

とポジティブに読み替えてました。
私はその直前のキャラとの違いの大きさに驚いて声も出ませんでした。。


「じゃあここで、ロマンチックな一言」
って自ら言い出して、「今日は書いてきたぜ」ってグローブをめくっておっしゃってました。
忘れちゃったことがあるってことですね・・・笑

「設定は、彼女が台所で大根おろしてるってときね。
(床にあぐらをかいて座って)・・・お前さぁ、何ししてもかわいいね」

って。
それ聞いたことあるよ~と思いながらも、やっぱり空気が凍り、


「小さいことは気にしないそれワカチコワカチコ~
ってあのポーズをTETSUYAさんが
大爆笑でした


このギャグをやっちゃう前から、なんかノリがあか抜けないなー、なんていうか昭和っぽいっていうか、ゆってぃっぽいって思ってたので、完全にツボでした。

また、
「2010年もこのキャラで大丈夫かな」

ってぼそっとおっしゃってました。
やっぱり無理してますよね。
そういうキャラじゃなかった気がしています。


また、"兵隊(軍隊?)ホスト"だっけな。
ホストクラブで男性がモー娘。のダンスをするっていう話になっていて、TETSUYAさんがリーダーになるわけですが、モー娘。の振りのキレが半端じゃなくて(笑)
曲目は、恋愛レボリューション21と、ザ☆ピース・・・だと思います。
ノリノリで≪おーほら行こうぜ!≫とステップを踏み、≪超超超いい感じ 超超超いい感じ≫と手裏剣を飛ばすようなダンスをしていた彼が目に焼き付いて離れません。笑
ひろさんが「最前列で観てたら照れる」ってお話していた理由がよーくわかりました。
あれは照れます


どうしてもグループのメンバーを10人から9人にする必要があるというシーンで始まった、ぜってぇ負けねぇ・ナハナハ?・コマネチ??ゲーム。
ぜってぇ負けねぇはあの例のやつで、加えてせんだみつおゲームと、「ビート・たけし・コマネチ!」という3つが織り交ぜられたかなり複雑なゲームが展開されてました。
演出に限らず、ステージから去ってもらうと宣言され小林さんがダメだったのですが、「若いだけだな」とかボロクソに言われてて。。
「本当にさみしいんだから!」と再登場しておっしゃった彼女、キャストのみなさんの仲のよさが伝わってきました。
彼女は、楽屋に置いてあるおにぎりを全種類口に入れて咀嚼して、全員の私物のバックに吐いておいてやるって言ってました(笑)
TETSUYAさんも「最低(笑)」って大爆笑してました
6日はTETSUYAさんが負けちゃったみたいで、
「昨日はびっくりだったけどな」って言われて、「その話はもう」ってTETSUYAさんが苦笑してました。



ジュリさんのアドリブが多くて、何回か本当にTETSUYAさん笑ってました。
ジュリさんが客席まで来てくれて、おそらくほぼアドリブで踊って舞台に戻ったときは、TETSUYAさんが素で「すごいですね・・・」っておっしゃってました。


最後は少ししんみりした感じで終わるせいか、カーテンコールに登場したTETSUYAさん涙目だったかな。
「今日は観に来ていただいてありがとうございました。
千秋楽まであと少しありますが、最後までキャスト・スタッフ全員で全力で駆け抜けたいと思います。
今日はありがとうございました!
最後まで応援よろしくお願いします」

とびしっとお話しなさってました。
声が嗄れていました。


TETSUYAさんの真面目さがビシビシと伝わってきました。
きっと毎公演進化して、貪欲によいものを目指そうとする強い意志が、カーテンコールで登場したTETSUYAさんの目から感じました。
TETSUYAさん、近かったせいかかなり魅力にやられました
あーもーどうするんだ。笑


あぁ、もう一回観に行きたい。
と心から思える舞台でした


千秋楽も盛り上がったんだろうな。
DVDになればいいのにな。
で、また買っちゃうんでしょっていう。
ああおそろしい。


レポにならない記事でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました