●日本人の誇り
★ほこり【誇り】
誇ること。みずからそれを名誉とする感情。
「―を持つ」
★
★「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~
https://plaza.rakuten.co.jp/siawasesuper/diary/200509240000/
あなたは自分自身に「誇れるもの」がありますか?
あなたが「誇らしい」と思うときはどのような時ですか?
例えば、企業に勤務する人間であるならば、自分の会社をほめられたりそこで働いている事を誉められたりした時に「誇らしく」感じることがあるだろう。
「誇らしい」と思う心をじっと自分自身で見つめてみると、そこに「今を生きる力」を見つける事ができる。自分自身の生き方の力と根っこがそこから生まれる。
若い人達の自殺が多いと聞くが、この「誇らしいもの」が自分自身の中に見つける事ができないというが理由にあると思う。
今の日本人に足りないものは、この「誇り」だと僕は思う。
自分の中に「誇り」をつくる為には努力が要る。
ボーッと生きていても、何も見る事はできない。
自分自身を大切にできない人間は、他人を大切になどできない。
今現在の中に喜びと感謝を見出す事ができない人間は、いつまでたっても幸せにめぐり合う事などできない。幸せというものは人に与えてもらうものではないからである。
ここに一枚の写真がある。
https://plaza.rakuten.co.jp/img/user/86/01/19988601/45.jpg
この写真はいつの写真で、どこで撮られたものか。
これは、終戦直後の長崎。
そう、原爆が投下された直後の長崎での写真である。
写真を撮影したのは、「ジョー・オダネル」というアメリカの従軍カメラマンである。ジョーオダネルは19歳の時にアメリカ海軍に従軍し、太平洋戦争(大東亜戦争)に参戦する。当時パールハーバー攻撃を知り、敵国日本に敵愾心を燃やしていた青年ジョーオダネルは、日本の敗戦アメリカの勝利を太平洋の洋上で聞く。
「ざまあみろ!ジャップめ!」
「ようやくこれでアメリカに帰ることができる」
そう思っていた矢先、彼は、敗戦直後の日本の調査を行う事を命ぜられる。
その後、彼ら一行は、敗戦後の日本へ上陸してくるのであるが、そこで彼らが見たものは、自分たちが想像していたような日本人たちではなかった。自分たちアメリカの攻撃によって徹底的に痛めつけられ、家族・親類縁者・友人・知人を失ってもなお、彼ら「日本人」は、アメリカ人の自分達に対して温かく、親切に接してくれるのであった。
その体験が、彼(ジョーオダネル)を変えていく。
そして、そのような時に出会ったのが、写真の少年である。
https://plaza.rakuten.co.jp/img/user/86/01/19988601/44.jpg
この少年の背中に背負われた小さな弟。
彼はすでに死んでいる。
少年の足元に「線」のようなものが見えるが、その「線」の前に何があるのか?そこでは今まさに、原爆や爆弾によって殺された人々の死体が焼かれていた。つまり「死体」を焼く『焼き場』の前にこの少年は立っているのである。
この写真は、戦争ですべてを失い、両親も失い、そして最後の最後に自分自身がたった一人で守ってきた弟も死んだ、その弟をたった一人で焼き場に「埋葬」に来た少年の写真なのである。
この少年に出会った時の事を、ジョーオダネルは次のように書いている。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
焼き場に十歳くらいの少年がやってきた。小さな体はやせ細り、ぼろぼろの服を着てはだしだった。少年の背中には二歳にもならない幼い男の子がくくりつけられていた。その子はまるで眠っているようで見たところ体のどこにも火傷の跡は見当たらない。
少年は焼き場のふちまで進むとそこで立ち止まる。わき上がる熱風にも動じない。係員は背中の幼児を下ろし、足元の燃えさかる火の上に乗せた。まもなく、脂の焼ける音がジュウと私の耳にも届く。炎は勢いよく燃え上がり、立ちつくす少年の顔を赤く染めた。気落ちしたかのように背が丸くなった少年はまたすぐに背筋を伸ばす。私は彼から目をそらすことができなかった。少年は気を付けの姿勢で、じつと前を見続けた。一度も焼かれる弟に目を落とすことはない。軍人も顔負けの見事な直立不動の姿勢で彼は弟を見送ったのだ。
私は彼の肩を抱いてやりたかった。しかし声をかけることもできないまま、ただもう一度シャッターを切った。急に彼は回れ右をすると、背筋をぴんと張り、まっすぐ前を見て歩み去った。一度もうしろを振り向かないまま。係員によると、少年の弟は夜の間に死んでしまったのだという。その日の夕方、家にもどってズボンをぬぐと、まるで妖気が立ち登るように、死臭があたりにただよった。今日一日見た人々のことを思うと胸が痛んだ。あの少年はどこへ行き、どうして生きていくのだろうか。
この少年が死んでしまった弟をつれて焼き場にやってきたとき、私は初めて軍隊の影響がこんな幼い子供にまで及んでいることを知った。アメリカの少年はとてもこんなことはできないだろう。直立不動の姿勢で、何の感情も見せず、涙も流さなかった。そばに行ってなぐさめてやりたいと思ったが、それもできなかった。もし私がそうすれば、彼の苦痛と悲しみを必死でこらえている力をくずしてしまうだろう。私はなす術もなく、立ちつくしていた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
僕が感じた事、言いたい事は何か。
この写真は、ある「平和を訴える施設」に掲示されているという。
「戦争というもので犠牲となるのは、常に弱者である。この少年も犠牲者の一人である」
僕は戦争を賛美するつもりは全くない。しかし、この少年の写真から学ぶべき事は何か。たった一人となっても、自分の弟を丁重に埋葬しに、敵の中にやって来た「勇気」「強さ」、そしてたった一人となっても、生きていこうとする事のできる「生きる力強さ」その事ではないかと思うのである。
今の日本人には「日本」という国に対しての誇りが全くないという。しかし、考えてみればそれは当たり前のことで、「教えてもらっていないこと」には「思いを感じる事」もできないし、誇りを持つ事もできない。その心をはぐくんで来たことのない人間は、その心が育っていない。ただそれだけの事である。要は、「学んでいない事がある」「教えてもらえなかった事がある」ということである。
人間は「誇り」なくして生きる事はできない。誇れるものが心の中にあるからこそ、人は力強く生きていけるのである。自分の父親がこんな生き方をしたのだ、自分の母親はこんな母親であったのだ、自分の会社にはこんなに素晴らしい先輩がいたのだという事を知ったとき、人が誇りを持つ事ができるのと同じように、日本の先人達の中にも、世界に誇れる素晴らしい「日本人」がたくさんいたのである。
この写真の少年も、生きていれば70歳以上である。まだ御存命かどうかはわからないが、この方は、写真に撮られたということさえ知らないであろう。しかし、その一枚の写真に残った「生き様」が、人の人生を変えるほどの力があるという事を教えてもらったような気がしたのである。
★
★『誇り』ってどんな時に感じますか?
https://ameblo.jp/beforecareerchange/entry-12477792381.html
辞書を引くと
誇りは
「みずからそれを名誉とする感情」
名誉は
「能力や行為についてすぐれた評価をえていること」
二つを組み合わせると
誇りとは
「みずからそれにすぐれた評価を感じる感情」
となります
『誇り』とは
○私が主語で、私が感じるものである
○感じる対象がある
誇りを
感じる対象により
3つに分類します
<誇りの対象>
①私が属するもの
(例)
私は、オリンピックを開催する日本の国民であることを誇りに思う
私は、この会社の一員であることを誇りに思う
②自分以外の人
(例)
私は、あなたのことを誇りに思う
私は、○○を成し遂げたあなたのことを誇りに思う
私は、あなたが私の子供であることを誇りに思う
③自分自身
(例)
私は、自分のことを誇りに思う
私は、○○を頑張りぬいた自分を誇りに思う
そして
誇りを感じる理由も
3つあります
①すぐれた評価の結果を出した
②すぐれた評価につながる行動を行った
③すぐれた評価と思う在り様があった
★
★日本人の誇り (文春新書) (日本語) 新書 – 2011/4/19 藤原 正彦
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%AA%87%E3%82%8A-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%97%A4%E5%8E%9F-%E6%AD%A3%E5%BD%A6/dp/4166608045
内容(「BOOK」データベースより)
危機に立たされた日本は、今こそ「自立」と「誇り」を回復するために何をすべきなのか? 『国家の品格』の著者による渾身の提言。
「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる日本国民の精神性は、文明史上、世界に冠たる尊きものだった。しかし戦後日本は、その自信をなぜ失ったのか? 幕末の開国から昭和の敗戦に至る歴史を徹底検証し、国難の時代を生きる日本人に誇りと自信を与える、現代人必読の書。
いかにして日本人は祖国への誇りを、かくも失ったのだろうか——「文藝春秋」にこう寄せて大反響を呼んだ藤原正彦さんの論文「日本国民に告ぐ」が、いよいよ新書化! 日本の近現代史を見直して、先達が育んできた価値観を取り戻そうとする提言は、グローバル化の流れに翻弄されがちな現代人にとって、まさに必読。大ベストセラー『国家の品格』につづく、新たな日本人論の誕生です
★
★戦後失われた日本人の誇りを取り戻し、真の日本人として行動 ...
http://atarashiimichi.or.jp/philosophy/
将来への不安・閉塞感を感じる日本人が増えています。
昨今のニュースを見ていると、この国の将来は大丈夫なのかと不安に思うときがあります。また、仕事、子育て、ご近所付き合いなど、ニュースにならない身の回りの小さな出来事でも、嫌な思いをしている人は、ひと昔前よりも増えてきているのではないでしょうか。
「いじめ」「虐待」「パワハラ」「セクハラ」「振り込め詐欺」…。時には「誰でもよかった」「むしゃくしゃしてやった」という身勝手な事件も発生しています。ニュースをにぎわす言葉をよく見てみると、相手(他人)のことより自分のことだけを考えた「エゴイズム」が見えてきます。
この「人のことなどどうでもいい」「相手がどう思うかを推測できない」ような行動は、日本人の「人と人とのつながり」が稀薄になっていることに端を発しているのではないでしょうか。
★
★(36) 日本人よ、誇りを取り戻せ | チャンネルNippon 元自衛官 宇佐静男
http://www.jpsn.org/opinion/modern/3506/
2011 年以降、欧州の財政問題が世界経済にも深刻な影響を与えている。
ユーロ圏の財政状況はギリシャが最も厳しいが、
スペインも財政破綻寸前にある。
16 世紀から 17 世紀にかけて「太陽の沈まぬ帝国」(スペイン帝国)を
作り上げたスペインがなぜここまで落ちぶれたのか。
スペインは 1521 年から 1532 年の間に
アステカ文明、マヤ文明、インカ文明を滅ぼし、アメリカ大陸の大半を
スペインの植民地とした。
1580 年にはポルトガルを併合、ブラジルやアフリカ、インド洋に
広がる植民地を獲得し、黄金時代を築いた。
だが、19 世紀後半には、植民地を失い没落の道を歩む。
没落は今なお続き、今日の財政破綻寸前に至る。
★
★今こそ日本人の誇りを取り戻せ - iRONNA
https://ironna.jp/theme/108
あの敗戦から70年。GHQによる占領統治、高度経済成長、バブル経済の崩壊、そして東日本大震災…。幾度となくわが国を襲った苦難にも、日本人はそれを乗り越え、ただ前を見つめて歩んできた。戦後を彩った数々の出来事を振り返り、今こそあの輝きと誇りを取り戻そう。
戦後70年に考える
終戦直後、焼け野原と化したわが国は、激動の戦後混乱期を乗り越えて奇跡の復興を果たし、世界を驚かせた。あのころ、日本人は何を思い、どう生きてきたのか。輝かしい復興の歩みと歴史に隠れた光と影を知ることで、次代のニッポンが進むべきヒントがきっと見つかる。(iRONNA編集部)
★
★日本人としての自覚と誇りを見直す|MBAデザイナーnakayanさん
https://note.com/happybongo/n/n8b664e962bd2 2019/11/03
松下幸之助 一日一話
11月 3日 日本人としての自覚と誇り
“国破れて山河あり”という言葉があります。たとえ国が滅んでも自然の山河は変わらないという意味ですが、山河はまた、われわれの心のふるさととも言えましょう。歴史に幾変転はあっても、人のふるさとを想う心には変わりはありません。この国に祖先が培ってきた伝統の精神、国民精神もまた変わることなく、お互い人間の基本的な心構えであると思います。
★
★【日本人の誇りが高まる新事実】シルクロードはジャパンロードだった!小名木善行
15,264 回視聴 2020/11/28 https://youtu.be/qe4iGVvUJ3w
むすび大学チャンネル
チャンネル登録者数 3.82万人
★
★「誇り」を取り戻せ。日本人が知るべき自分自身の「根っこ」 2016.10.17
https://www.mag2.com/p/news/223850
by 伊勢雅臣『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』
多くのアメリカ人がいつも明るく幸せそうなのはなぜなのでしょうか? 無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』の著者・伊勢雅臣さんは、米国留学中に多くのアメリカ人が持つ、優越感とは異なる「誇り」に驚かされたそうです。そんな伊勢さんは、日本人も植え付けられた「自虐史感」を捨て、しっかりと「誇り」を取り戻せば精神的に豊かになれるとした上で、日本人が誇りを取り戻す為に知るべきことについて私見を記しています。
★
★【職場人材】第132回 日本人としての誇りを - NNA ASIA ...
https://www.nna.jp/news/show/1887941 2019/04/08
突然ですが、私は世界中で宗教心が一番強い民族は日本人だと思っています。このように言うとほとんどの人が「何を言っているんだ」と思うはずです。 先週、日本語の授業の中で「人に迷惑をかけてはいけません」とい…
★
★外国が称賛する日本とは : 日本の誇りセミナー : 日本会議広島
http://jp-pride.com/seminar/seminar1.html
天皇陛下は、東北関東大震災に際してのお言葉で、「海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています」とお述べになりました。未曾有の大震災を報じる海外メディアは、一様に日本人の精神性の高さに驚き、称賛の声を惜しみませんでした。
この日本人の高い「精神性」はどこから来たのか。私達はその答えに迫ります。
先哲に学ぶ「日本の誇りセミナー」連続講座にご参加ください。
CD受講も可能です。
下記は、「祖国と青年」4月号よりの引用です。
◆「不屈の日本」
●ニューヨーク・タイムズ紙(十一日)は、阪神大震災当時に東京支局長だったニコラス・クリストフ氏の「日本へのお悔やみ、そして称賛」と題するコラムを掲載。同氏は、阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪がほとんどなかったことや、支援物資の奪い合いが生じなかった事例を紹介。「我慢」という日本語を引き合いに「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」と説明し、「今後、それらが示されるだろう」と書いた。
★ほこり【誇り】
誇ること。みずからそれを名誉とする感情。
「―を持つ」
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★「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~
https://plaza.rakuten.co.jp/siawasesuper/diary/200509240000/
あなたは自分自身に「誇れるもの」がありますか?
あなたが「誇らしい」と思うときはどのような時ですか?
例えば、企業に勤務する人間であるならば、自分の会社をほめられたりそこで働いている事を誉められたりした時に「誇らしく」感じることがあるだろう。
「誇らしい」と思う心をじっと自分自身で見つめてみると、そこに「今を生きる力」を見つける事ができる。自分自身の生き方の力と根っこがそこから生まれる。
若い人達の自殺が多いと聞くが、この「誇らしいもの」が自分自身の中に見つける事ができないというが理由にあると思う。
今の日本人に足りないものは、この「誇り」だと僕は思う。
自分の中に「誇り」をつくる為には努力が要る。
ボーッと生きていても、何も見る事はできない。
自分自身を大切にできない人間は、他人を大切になどできない。
今現在の中に喜びと感謝を見出す事ができない人間は、いつまでたっても幸せにめぐり合う事などできない。幸せというものは人に与えてもらうものではないからである。
ここに一枚の写真がある。
https://plaza.rakuten.co.jp/img/user/86/01/19988601/45.jpg
この写真はいつの写真で、どこで撮られたものか。
これは、終戦直後の長崎。
そう、原爆が投下された直後の長崎での写真である。
写真を撮影したのは、「ジョー・オダネル」というアメリカの従軍カメラマンである。ジョーオダネルは19歳の時にアメリカ海軍に従軍し、太平洋戦争(大東亜戦争)に参戦する。当時パールハーバー攻撃を知り、敵国日本に敵愾心を燃やしていた青年ジョーオダネルは、日本の敗戦アメリカの勝利を太平洋の洋上で聞く。
「ざまあみろ!ジャップめ!」
「ようやくこれでアメリカに帰ることができる」
そう思っていた矢先、彼は、敗戦直後の日本の調査を行う事を命ぜられる。
その後、彼ら一行は、敗戦後の日本へ上陸してくるのであるが、そこで彼らが見たものは、自分たちが想像していたような日本人たちではなかった。自分たちアメリカの攻撃によって徹底的に痛めつけられ、家族・親類縁者・友人・知人を失ってもなお、彼ら「日本人」は、アメリカ人の自分達に対して温かく、親切に接してくれるのであった。
その体験が、彼(ジョーオダネル)を変えていく。
そして、そのような時に出会ったのが、写真の少年である。
https://plaza.rakuten.co.jp/img/user/86/01/19988601/44.jpg
この少年の背中に背負われた小さな弟。
彼はすでに死んでいる。
少年の足元に「線」のようなものが見えるが、その「線」の前に何があるのか?そこでは今まさに、原爆や爆弾によって殺された人々の死体が焼かれていた。つまり「死体」を焼く『焼き場』の前にこの少年は立っているのである。
この写真は、戦争ですべてを失い、両親も失い、そして最後の最後に自分自身がたった一人で守ってきた弟も死んだ、その弟をたった一人で焼き場に「埋葬」に来た少年の写真なのである。
この少年に出会った時の事を、ジョーオダネルは次のように書いている。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
焼き場に十歳くらいの少年がやってきた。小さな体はやせ細り、ぼろぼろの服を着てはだしだった。少年の背中には二歳にもならない幼い男の子がくくりつけられていた。その子はまるで眠っているようで見たところ体のどこにも火傷の跡は見当たらない。
少年は焼き場のふちまで進むとそこで立ち止まる。わき上がる熱風にも動じない。係員は背中の幼児を下ろし、足元の燃えさかる火の上に乗せた。まもなく、脂の焼ける音がジュウと私の耳にも届く。炎は勢いよく燃え上がり、立ちつくす少年の顔を赤く染めた。気落ちしたかのように背が丸くなった少年はまたすぐに背筋を伸ばす。私は彼から目をそらすことができなかった。少年は気を付けの姿勢で、じつと前を見続けた。一度も焼かれる弟に目を落とすことはない。軍人も顔負けの見事な直立不動の姿勢で彼は弟を見送ったのだ。
私は彼の肩を抱いてやりたかった。しかし声をかけることもできないまま、ただもう一度シャッターを切った。急に彼は回れ右をすると、背筋をぴんと張り、まっすぐ前を見て歩み去った。一度もうしろを振り向かないまま。係員によると、少年の弟は夜の間に死んでしまったのだという。その日の夕方、家にもどってズボンをぬぐと、まるで妖気が立ち登るように、死臭があたりにただよった。今日一日見た人々のことを思うと胸が痛んだ。あの少年はどこへ行き、どうして生きていくのだろうか。
この少年が死んでしまった弟をつれて焼き場にやってきたとき、私は初めて軍隊の影響がこんな幼い子供にまで及んでいることを知った。アメリカの少年はとてもこんなことはできないだろう。直立不動の姿勢で、何の感情も見せず、涙も流さなかった。そばに行ってなぐさめてやりたいと思ったが、それもできなかった。もし私がそうすれば、彼の苦痛と悲しみを必死でこらえている力をくずしてしまうだろう。私はなす術もなく、立ちつくしていた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
僕が感じた事、言いたい事は何か。
この写真は、ある「平和を訴える施設」に掲示されているという。
「戦争というもので犠牲となるのは、常に弱者である。この少年も犠牲者の一人である」
僕は戦争を賛美するつもりは全くない。しかし、この少年の写真から学ぶべき事は何か。たった一人となっても、自分の弟を丁重に埋葬しに、敵の中にやって来た「勇気」「強さ」、そしてたった一人となっても、生きていこうとする事のできる「生きる力強さ」その事ではないかと思うのである。
今の日本人には「日本」という国に対しての誇りが全くないという。しかし、考えてみればそれは当たり前のことで、「教えてもらっていないこと」には「思いを感じる事」もできないし、誇りを持つ事もできない。その心をはぐくんで来たことのない人間は、その心が育っていない。ただそれだけの事である。要は、「学んでいない事がある」「教えてもらえなかった事がある」ということである。
人間は「誇り」なくして生きる事はできない。誇れるものが心の中にあるからこそ、人は力強く生きていけるのである。自分の父親がこんな生き方をしたのだ、自分の母親はこんな母親であったのだ、自分の会社にはこんなに素晴らしい先輩がいたのだという事を知ったとき、人が誇りを持つ事ができるのと同じように、日本の先人達の中にも、世界に誇れる素晴らしい「日本人」がたくさんいたのである。
この写真の少年も、生きていれば70歳以上である。まだ御存命かどうかはわからないが、この方は、写真に撮られたということさえ知らないであろう。しかし、その一枚の写真に残った「生き様」が、人の人生を変えるほどの力があるという事を教えてもらったような気がしたのである。
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★『誇り』ってどんな時に感じますか?
https://ameblo.jp/beforecareerchange/entry-12477792381.html
辞書を引くと
誇りは
「みずからそれを名誉とする感情」
名誉は
「能力や行為についてすぐれた評価をえていること」
二つを組み合わせると
誇りとは
「みずからそれにすぐれた評価を感じる感情」
となります
『誇り』とは
○私が主語で、私が感じるものである
○感じる対象がある
誇りを
感じる対象により
3つに分類します
<誇りの対象>
①私が属するもの
(例)
私は、オリンピックを開催する日本の国民であることを誇りに思う
私は、この会社の一員であることを誇りに思う
②自分以外の人
(例)
私は、あなたのことを誇りに思う
私は、○○を成し遂げたあなたのことを誇りに思う
私は、あなたが私の子供であることを誇りに思う
③自分自身
(例)
私は、自分のことを誇りに思う
私は、○○を頑張りぬいた自分を誇りに思う
そして
誇りを感じる理由も
3つあります
①すぐれた評価の結果を出した
②すぐれた評価につながる行動を行った
③すぐれた評価と思う在り様があった
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★日本人の誇り (文春新書) (日本語) 新書 – 2011/4/19 藤原 正彦
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%AA%87%E3%82%8A-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%97%A4%E5%8E%9F-%E6%AD%A3%E5%BD%A6/dp/4166608045
内容(「BOOK」データベースより)
危機に立たされた日本は、今こそ「自立」と「誇り」を回復するために何をすべきなのか? 『国家の品格』の著者による渾身の提言。
「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる日本国民の精神性は、文明史上、世界に冠たる尊きものだった。しかし戦後日本は、その自信をなぜ失ったのか? 幕末の開国から昭和の敗戦に至る歴史を徹底検証し、国難の時代を生きる日本人に誇りと自信を与える、現代人必読の書。
いかにして日本人は祖国への誇りを、かくも失ったのだろうか——「文藝春秋」にこう寄せて大反響を呼んだ藤原正彦さんの論文「日本国民に告ぐ」が、いよいよ新書化! 日本の近現代史を見直して、先達が育んできた価値観を取り戻そうとする提言は、グローバル化の流れに翻弄されがちな現代人にとって、まさに必読。大ベストセラー『国家の品格』につづく、新たな日本人論の誕生です
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★戦後失われた日本人の誇りを取り戻し、真の日本人として行動 ...
http://atarashiimichi.or.jp/philosophy/
将来への不安・閉塞感を感じる日本人が増えています。
昨今のニュースを見ていると、この国の将来は大丈夫なのかと不安に思うときがあります。また、仕事、子育て、ご近所付き合いなど、ニュースにならない身の回りの小さな出来事でも、嫌な思いをしている人は、ひと昔前よりも増えてきているのではないでしょうか。
「いじめ」「虐待」「パワハラ」「セクハラ」「振り込め詐欺」…。時には「誰でもよかった」「むしゃくしゃしてやった」という身勝手な事件も発生しています。ニュースをにぎわす言葉をよく見てみると、相手(他人)のことより自分のことだけを考えた「エゴイズム」が見えてきます。
この「人のことなどどうでもいい」「相手がどう思うかを推測できない」ような行動は、日本人の「人と人とのつながり」が稀薄になっていることに端を発しているのではないでしょうか。
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★(36) 日本人よ、誇りを取り戻せ | チャンネルNippon 元自衛官 宇佐静男
http://www.jpsn.org/opinion/modern/3506/
2011 年以降、欧州の財政問題が世界経済にも深刻な影響を与えている。
ユーロ圏の財政状況はギリシャが最も厳しいが、
スペインも財政破綻寸前にある。
16 世紀から 17 世紀にかけて「太陽の沈まぬ帝国」(スペイン帝国)を
作り上げたスペインがなぜここまで落ちぶれたのか。
スペインは 1521 年から 1532 年の間に
アステカ文明、マヤ文明、インカ文明を滅ぼし、アメリカ大陸の大半を
スペインの植民地とした。
1580 年にはポルトガルを併合、ブラジルやアフリカ、インド洋に
広がる植民地を獲得し、黄金時代を築いた。
だが、19 世紀後半には、植民地を失い没落の道を歩む。
没落は今なお続き、今日の財政破綻寸前に至る。
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★今こそ日本人の誇りを取り戻せ - iRONNA
https://ironna.jp/theme/108
あの敗戦から70年。GHQによる占領統治、高度経済成長、バブル経済の崩壊、そして東日本大震災…。幾度となくわが国を襲った苦難にも、日本人はそれを乗り越え、ただ前を見つめて歩んできた。戦後を彩った数々の出来事を振り返り、今こそあの輝きと誇りを取り戻そう。
戦後70年に考える
終戦直後、焼け野原と化したわが国は、激動の戦後混乱期を乗り越えて奇跡の復興を果たし、世界を驚かせた。あのころ、日本人は何を思い、どう生きてきたのか。輝かしい復興の歩みと歴史に隠れた光と影を知ることで、次代のニッポンが進むべきヒントがきっと見つかる。(iRONNA編集部)
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★日本人としての自覚と誇りを見直す|MBAデザイナーnakayanさん
https://note.com/happybongo/n/n8b664e962bd2 2019/11/03
松下幸之助 一日一話
11月 3日 日本人としての自覚と誇り
“国破れて山河あり”という言葉があります。たとえ国が滅んでも自然の山河は変わらないという意味ですが、山河はまた、われわれの心のふるさととも言えましょう。歴史に幾変転はあっても、人のふるさとを想う心には変わりはありません。この国に祖先が培ってきた伝統の精神、国民精神もまた変わることなく、お互い人間の基本的な心構えであると思います。
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★【日本人の誇りが高まる新事実】シルクロードはジャパンロードだった!小名木善行
15,264 回視聴 2020/11/28 https://youtu.be/qe4iGVvUJ3w
むすび大学チャンネル
チャンネル登録者数 3.82万人
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★「誇り」を取り戻せ。日本人が知るべき自分自身の「根っこ」 2016.10.17
https://www.mag2.com/p/news/223850
by 伊勢雅臣『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』
多くのアメリカ人がいつも明るく幸せそうなのはなぜなのでしょうか? 無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』の著者・伊勢雅臣さんは、米国留学中に多くのアメリカ人が持つ、優越感とは異なる「誇り」に驚かされたそうです。そんな伊勢さんは、日本人も植え付けられた「自虐史感」を捨て、しっかりと「誇り」を取り戻せば精神的に豊かになれるとした上で、日本人が誇りを取り戻す為に知るべきことについて私見を記しています。
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★【職場人材】第132回 日本人としての誇りを - NNA ASIA ...
https://www.nna.jp/news/show/1887941 2019/04/08
突然ですが、私は世界中で宗教心が一番強い民族は日本人だと思っています。このように言うとほとんどの人が「何を言っているんだ」と思うはずです。 先週、日本語の授業の中で「人に迷惑をかけてはいけません」とい…
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★外国が称賛する日本とは : 日本の誇りセミナー : 日本会議広島
http://jp-pride.com/seminar/seminar1.html
天皇陛下は、東北関東大震災に際してのお言葉で、「海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています」とお述べになりました。未曾有の大震災を報じる海外メディアは、一様に日本人の精神性の高さに驚き、称賛の声を惜しみませんでした。
この日本人の高い「精神性」はどこから来たのか。私達はその答えに迫ります。
先哲に学ぶ「日本の誇りセミナー」連続講座にご参加ください。
CD受講も可能です。
下記は、「祖国と青年」4月号よりの引用です。
◆「不屈の日本」
●ニューヨーク・タイムズ紙(十一日)は、阪神大震災当時に東京支局長だったニコラス・クリストフ氏の「日本へのお悔やみ、そして称賛」と題するコラムを掲載。同氏は、阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪がほとんどなかったことや、支援物資の奪い合いが生じなかった事例を紹介。「我慢」という日本語を引き合いに「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」と説明し、「今後、それらが示されるだろう」と書いた。
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