縄文人の志葉楽さんのブログ

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●大切について

2020年12月07日 09時07分37秒 | 日本人の生き様
●大切について
大切(たいせつ)の意味・語源・由来を解説
【意味】 大切とは、重要なこと。大事。
【大切の語源・由来】
「大いに迫る(切る)」「切迫する」の意味を漢字表記し、音読みさせた和製漢語。
「緊急を要するさま」の意味から、平安末期には「肝要なさま」の意味で用いられた。
中世には「かけがえのないもの」の意味から、「心から愛する」意味としても使われるようになり、1603年『日葡辞書』では「大切」が「愛」と訳されている。
   
【関連語】
愛(あい)
急ぐ(いそぐ)
一大事(いちだいじ)
慈しむ(いつくしむ)
一張羅(いっちょうら)
愛しい(いとしい)
掛け替えのない
要(かなめ)
肝心(かんじん)
切る・斬る・伐る(きる)
心(こころ)
正念場(しょうねんば)
真髄・神髄(しんずい)
正鵠を射る(せいこくをいる)
手塩に掛ける(てしおにかける)
虎の子(とらのこ)
箱入り娘(はこいりむすめ)
本命(ほんめい)
勿体無い(もったいない)
  
  
  
Yahoo!知恵袋で
大切、貴重の意味はどう違うのですか。
との質問に
大切:主観的、個人的
貴重:客観的、公的
というイメージがありますな。
例えば、「私の大切な人」はいても、「私の貴重な人」というのはあまり居ませんね。
これが会社だと、「会社にとって大切な人材」も「会社にとって貴重な人材」も居ますね。
国家レベルになると、「国家にとって大切な人物」はちょっと安っぽく聞こえて「国家にとって貴重な人物」が適切ですね。
物の場合も、「僕の大切な宝物」はたいがい他の人にとっては価値が無いと相場が決まっておるが、「貴重品」は誰が見ても貴重と分かる価値のある品でしょう。ですから、「僕の大切な宝物」が盗まれることはあまりないが、「貴重品」は泥棒さんの標的にされますね。
   
こんな答えが在った。
  
  
日本人は大切な存在で貴重な存在でも在る人種である。
   
大和民族とアイヌ民族と琉球民族 のコメントで
サー・ジョンさんが
日本人の遺伝子は色々な種類があり、そのことが渡来してくる人々が平和共存していた証拠であるらしいですね。相手を滅ぼしていれば、特定の遺伝子が優勢になったはずですが、そうではなかったようです。
中国の歴史書には日本を「倭」と表記していました。これは日本語で言う「和」ですから、民族の称号としても「和」だったのでしょうね。
  
すごく良いコメントだと思う。
大切にしていきたいものです。
 
 
◆ヨロシク(よろしく)の意味・語源・由来を解説
【意味】 よろしくとは、相手に便宜をはからってもらう時などに用いる言葉。また、そういう気持ちをこめて言う挨拶語。「よろしくやってる」など、「適当に」「うまい具合に」などの意味としても用いる。
【よろしくの語源・由来】
よろしくは、形容詞「宜し(よろし)」の連用形である。
「よろし」は「良し(よし)」よりもやや低い評価を表し、「まあいい方だ」「悪くはない」という意味で使われていた。
そこから、承諾の意味として「宜しい」、承諾してもらう時には「宜しく」と使われるようになった。
また、「ご都合の宜しい時に○○」などで使われる「ほどほどに良い」という意味が転じ、よろしくは「適当に」や「うまい具合に」などの意味にも使われるようになった。
 
●ありがとう
ありがとうとは、日本語で感謝を表す時に用いられる挨拶である。
ありがとうの語源は、形容詞「有り難し(ありがたし)」の連用形「有り難く」がウ音便化したものである。「有り難し」とは、本来「有ること」が「難い(かたい)」、すなわち「滅多にない」や「珍しくて貴重だ」という意味であった。『枕草子』の「ありがたきもの」では、「この世にあるのが難しい」という意味、つまり「過ごしにくい」といった意味でも用いられている。
●中世になり、仏の慈悲など貴重で得難いものを自分は得ているというところから、宗教的な感謝の気持ちをいうようになり、近世以降、感謝の意味として一般にも広がった。感謝の意を直接に述べず、仏教用語である婉曲的な表現が日本語の感謝の意味を表す語になっているのは、他の言語と比較しても非常に面白い。
●しかし感謝の意を表す言葉は方言などを含め多岐に及んでおり、「ありがとう」が日本全国で感謝の意味を持つ筆頭単語として使われだしたのは最近のことである。
●ポルトガル語の「オブリガード(obrigado)」が語源であるという俗説があるが、ポルトガル人が訪れる以前から使われていた言葉がポルトガル語に由来するはずはなく、「オブリガード」と「ありがとう」の音が近いというだけのジョークである。

●ございます 
 基本語は「ござる」という尊敬語です。それに「ます」を加えた「ござります」が生まれ、とても敬意の高い尊敬語として相手の動作に使われていました。
 殿がござりました (来るの尊敬語)
 座敷へござりませ (行くの尊敬語)
 「ございます」は「ござります」が変化して生まれた語です。江戸時代の終わり頃から使われ始めているようです。よくよく調べてみると、「ござる」→「ござります」→「ございます」というように、だんだん変化したという単純な流れではないようです。「ござる」は尊敬、「ござります」はとても強い丁寧な尊敬で、「ございます」はくだけた表現というように、使い分けられているのが用例からうかがえます。整理すると、それぞれの表現は似ていますが、別の言葉としてきちんと使い分けられていたことがわかります。
●ござる 「御座ある」が変化したもの。「ある」「いる」「行く」「来る」の尊敬語。ほかにも、空腹になる、夢中になる、恋をする、腐る、変化する、だめになる・・など多数の意味に用いられていたり、「身どもは京の者でござるか」などのように丁寧語としても用いられた。
●ござります 「ござる」+「ます」で、とても高い敬意を表す。「それは誠でござりますか」などの表現は、「ござる」を使う人よりも身分や地位の高い人にしか使わなかった。
●ござり申す 「ござる」+「申す」で、特に敬意を高めるのではなく、丁寧さを前面に出した表現。自分側に使うことも多かった。
●ございます 「ござります」から生まれたが、敬意はずっと低く、ちょっとした丁寧語としてだけ使われていた。さらに省略して単に「ござい。」と使うことも多かった。
 さらに時代が進んで「です」が使われるようになると、「ございます」は古風に感じられるようになり、口語ではあまりつかわれない表現になりました。しかし、「です」が広く普及するにしたがって「です」はだんだんあたりまえになって敬意が感じられなくなってきた。そこで、「”です”をさらに丁寧にした表現」ということで「~でございます」が新しい丁寧表現の代表として再び広まりました。「特別丁寧体」や「御丁寧体」として特別扱いする学者も多くいます。このように、ちょっと込み入った経緯がある言葉ですので、尊敬か、謙譲か、丁寧か、正しいのか間違っているのかわかりにくいのです。単純にまとめてしまうと次のようになります。
   「ござる」「ござります」「ござり申す」「ございます」はそれぞれ発生の時期が違うが、別々の役割のある言葉として使われていた。昭和になって男性的、古めかしい表現だとしてだんだん使われなくなったが、「です」の敬意がなくなるにつれ、さらに丁寧な表現として「~でございます」が普及しはじめた。
 一方で、やはり古風に感じられる表現であるということと、相手の動作に使うにははっきりとした尊敬の意を表した方がいいという流れの中で、丁寧と尊敬が混在している「ございます」より、明確な尊敬語である「~でいらっしゃる」という表現が少しずつ普及し、置きかえられつつある。

困ったときには「ございます」の部分を、基本形に置き直してみるとわかりやすいと思います。
  1.なんでもございません。 (なんでもありません)
  2.私は中澤でございます。 (中澤です)
  3.あちらのテーブルにございます。 (テーブルにあります)
  4.村上様はあちらのテーブルでございます。 (テーブルです)
  5.2階でございます。 (2階です)
  6.書いてございます。 (書いてあります)
  7.その商品はございます。 (商品はあります)
どんな言葉に続いているかという別の視点から表現をみると
  A.~でもございません。 (ありません)
  B.~にございます。 (あります)
  C.~はございます。 (あります)
  D.~でございます。 (です)
となり、A.B.C.は尊敬語としての用法で、Dの「~でございます」だけは、前に続く語には関係なく丁寧語としての表現なのだとわかります。

語源というのは、はっきりしないことが多くてどこか怪しげ・・・だからこそ、おもしろい
語源説が「正しいか間違っているか」にはあまりこだわらずに
「言葉の成り立ちに関心をもって楽しむ」ことを目的にして
語源を探ってみることは楽しいよ
・言葉のレシピ
http://www3.kcn.ne.jp/~jarry/

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