「こだわり」の哲学と実践

ものごとに「こだわる」から楽しい!

問題の解き方

2013-02-15 00:35:00 | Weblog
製造現場で発生した問題を改善したいなら、まず、その問題が「突発問題」なのか「慢性問題」なのか、見極める必要がある。なぜなら、突発と慢性では、問題の解き方が異なるからである。突発問題の場合は、突発問題の発生した前と後で「4M」(Man,Method,Material,Machine)のうち、何か変化したものはないか?その着眼から検証する。慢性問題の場合は、QC的な問題解決のアプローチの則って、データを解析する必要がある。そのためには、日常から、問題発生の都度、いろいろな角度からデータを「層別」して、残しておくことが重要である。そのデータを解析して、その問題が、どのような点で発生しているのか、データから問題の特性を検討する。慢性的に発生して、原因が判らないわけだから、データからその発生場所を絞り込むことが重要である。その発生の場所を突き止めたら、そこにいって、『現物現場』で「観察」することが大切である。その観察から、問題の「クセ」を見つけること。それをサブテーマにして、さらに、その「クセ」の因果関係を特性要因図等を用いて、解析する。そして、「真の原因」を突き止めることが大切である。「真の原因」をつかめたら、それを対策するわけだが、対策する場合も、コストや時間など、効率性を考えること。対策したら、その結果を検証すること。「真の原因」は取り除けたのか?対策前と対策後のデータを比較すること。更に、「歯止め」として、標準化すること。これで、「慢性問題」は解決する。
問題解決法にも「こだわり」が必要ですね。
おしまい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。