映画を観ていない人は判りませんが、見た人は判ります。座頭市の愛する人を背中から突き刺した犯人は、「伽羅」の香りのする男であった。ある日、世話になった村人を苦しめている「天童一家」を倒すため、単身殴りこみ、天童と死闘。その時に、自分の恋人が殺された時と同じ「匂い(伽羅)」を嗅いだ。そして、天童の息子が、恋人を殺した犯人であると、確信した。しかし、座頭市は、その男を殺さなかった。なぜ、その場で殺さなかったのか?
結局、その男に、背後から刺されて、死に至ることになる。一言いいたいのは、自分であったら、「愛する人」を殺され、その犯人が特定できたなら、間違いなく、その犯人を殺害するということ。映画を鑑賞後、感想としては、「天童の息子を殺さなかった」ことが、引っかかり、スカッと感が半減という印象である。
おしまい