わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

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(漢詩)無 題(十九)

2017-07-10 06:40:14 | 癒し
一風神慮不起無風一物神之愛実在
其風欲識之大我即宇宙満智之心
不離人者之導依己養生命即自愛
他愛之心等神愛児我等在裡


一風も神慮なくては起こらず。
一物にも神の愛と実(まこと)あり。
其の風の大我を識らんと欲するや
これすなわち宇宙は智の心に満ちて
人を離れず。人は己れを導く者
によりて生命を養う。
すなわち自愛他愛の心。等しく神の
愛児たる我等が裡にあり。


 風も神のみこころがなくては吹かない。
一つのことがらにさえ、神の愛と実(まこと)が
込められている。

 もしも風(人)が宇宙の真実と奥義とを
本当にしろうとして祈れば、宇宙という
ものが神の智慧の心にみちて、ひとときも
人間をはなれず、神の分生命(わけいのち)
である人は、それぞれ、己れをみちびく
神霊のみちびきによって生かされている。

 その神霊のみちびきとは、自分を愛し、
人を愛する心である。

 この心は、みんな等しく、神のいとし児
である私達の裡にあって、私たちを
やしなっているのだ。