太古の海水の成分比と私たちの体内を流れる水の成分比がほとんど同じという
ことは、いかに文明が発達しても自然の捉からは逃れることができないということを示しているように思えます。
産業革命以来、石油文明は人々に夢のような便利な世界を提供しっづけましたが、その結果として自然界に存在しない合成化学物質や二酸化炭素がふえたり、森林が失われたりして地球の循環システムがバランスをくずしはじめています。かんばつによる地球温暖化、洪水や早魅の多発、砂漠化、自然界で代謝されず濃度が濃くなる一方の有毒化学物質の問題などなど、地球規模で将来に対する不安がつのっています。
石油文明による便利さは、人間が自然に対して無理を通そうとした結果といえるでしょう。しかし無理は、最後までは通りません。人間は生命の基礎である遺伝子の組み替えにまで手を出そうとしていますが、血液の組成を変えることまでは不可能です。地球上の法則をすべて人間の手で書き換えられないのであれば、20世紀の文明の躍進にはやはり反省が必要ということになるでしょう。
こんなことをいっている人もいますが、これは的を得ているように思います。
「ミネラルウオーターがブームになっていますが、なぜ皆が買うようになったのかを考えてみる必要があると思うのです。
国民全体がぜいたくになっておいしい水を求めているだけ、という短絡的なことではなさそうです。おいしい飲み物なら、ほかにいくらでもあります。
ミネラルウオーターは単なるブームではなく、人間の動物的な本能が危険を察知し、無意識のうちに安全で体にいい水を求め始めた現象の1つであると考えたほうが納得できます。
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