2024年9月18日(水)晴れ
ノルウェー領スヴァールバル諸島のことを知った。
ここにバレンツブルクという町がある。唯一の有人島スピッツベルゲン島にある2番目に大きな町だそうだ。
人口は約450人で、ロシア人や炭鉱労働者として働くウクライナ人など旧ソ連圏の他民族も住んでいる。共存してきたらしい。
ロシアはソビエト連邦時代の1935年、締約国の国民に居住・経済活動の権利を認めたスヴァールバル条約に参加して、石炭採掘を開始している。一時はにぎやかだったこともあるが、今は観光誘致に頼っている。
ロシアと北大西洋条約機構(NATO)加盟国が同じ領土に共存する特異な場所だった。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻後は、ロシアに対する「怖い」という気持ちが渦巻いて、多くのウクライナ系住民が町を離れたようだ。
スヴァールバル諸島の最大の町はロングイヤービンという。人口約2600人の3割以上は外国人で、ノルウェー系住民の比率は下がり続けているそうだ。
ノルウェー政府は統治を強化する方針を示している。
いろんな民族が仲良く暮らしていたのに・・・。
時事ドットコム