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チバニアンに大問題が!

77万年前の地層が現代の学者の争いに巻き込まれている?真実は?

まず、「チバニアン」とは何か?ですが。


「1926年、京都帝国大学(現京都大学)の松山基範教授が、兵庫県にある玄武洞の岩石を調査し、逆向きに磁化されていることを発見したことがきっかけで、258万年前から77万年前までを「松山逆磁極期」とし、現在の北が南、南が北となっていた時代の存在が明らかになった。そして、磁場の逆転がきっかけで、急激な寒冷化が起こり、氷河期となったようです。

この258万年前からは地質学的には第四紀の氷河期で「更新世(258万年前から)」と現在に続く「完新世(1万1600年前から)」に区分される。
「更新世」はさらに「ジェラシアン」「カラブリアン」「中期=77万年前から12万6000年前」「後期」と区分されています。この地質時代の名称の「中期」という呼称から「チバニアン」に世界的に統一されることになるかもしれないということです。

77万年前から現在までの期間は、ブリュンヌ正磁極期とされています。つまり、南北が現在のように戻ったからです。

証拠となった地層は、千葉県市原市田淵の養老川沿いの崖面(千葉セクション)とイタリアのモンテルバーノ・イオニコとヴィラ・デ・マルシェに存在する。2017年11月に国際地質科学連合の専門部会のメンバーによる1次審査の投票が実施され、日本が60%以上の票を集め、競合相手であるイタリアの2カ所を上回った。
2018年も順調に進み、現在、イタリアからの申請は退けられ千葉セクションのみが残っている状況。
もう正式決定間近なのにマジか?という事態に陥っている。

真実は分からないが・・・。
昔からここの地層の研究をしていた楡井久茨城大学名誉教授はチバニアン申請に向けての活動も行っていた方です。この地層研究に関する重鎮です。その方が今、チバニアン申請の反対をして邪魔をしているというのです。

2017年6月に同じ茨城大学の岡田教授が率いる研究チームがこの地層を国際標準にする申請を行うという発表をしたらしい。

2018年4月には楡井教授が「根拠に2km先の地層のデータを使っており捏造だ。」というメールを国際学会に送ったようです。

岡田教授のチームは、「申請前は確かに2km先のデータを使ったが、申請時には千葉セクションのデータのみを使っている。」と反論しているそうだ。

別の問題として、市原市が千葉セクションのある土地を所有者から買い取る交渉を2017年12月から開始しており、土地の所有者も当初は同意していたらしいが、態度を変えている。土地の所有者は2018年7月に賃借権を楡井名誉教授に設定しており、市原市はこの楡井名誉教授と交渉しなくてはならなくなった。
千葉セクションがチバニアンとして認定される条件は、ここを公共の土地として誰でも自由に立ち入りできるようにすることが必要なのですが、楡井名誉教授は立ち入りを拒んでいる。2019年9月までに楡井名誉教授が態度を変え、手続きを進めないと、チバニアンの認定はされないまま消滅することになる。

市原市は「土地の所有者や賃借権者に対し研究者の立ち入りを正当な理由なく妨げてはならない。」という内容の罰則付きの条例制定を目指している。


学者同士の感情的な対立が見え隠れする。長年苦労して調査研究してきた者にとって、新しい研究グループが主導して国際学会への申請等をどんどん進めていくのが気に入らないのか。真相は分からないが、立派な研究者のみなさんではないですか。
77万年前の地層の真実にたどり着いておきながら、今この瞬間に人間同士の争いでその真実に泥を塗るような行為は止めましょうよ。
ラテン語「チバニアン」=千葉時代 が国際標準となる。松山逆磁極期から逆転してた磁極がチバニアン(千葉時代)から現在の北極・南極の磁極に戻っていることを証明する場所となる市原市のこの地層。
そして、磁極が逆転している学者のみなさん。
もう時間がありません。
お願いします。

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