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青空ーすべてはバランス

関節リウマチー司令塔の免疫じゃないの?

2023年12月19日(火)朝雪が残っていたけど、くもりの一日で融けました。

炎症のカテゴリーで、細胞から炎症のメッセージ物質が出されて蔓延していくことを知りました。関節リウマチでも炎症からメッセージ物質(サイトカインやケモカイン)が周囲の細胞に働いて広がっていく。
その時、免疫も集まってくる。
関節の滑膜には、いつもパトロールしているマクロファージなどの自然免疫が集まってくる。さらに獲得免疫であるT細胞やB細胞も集まる。免疫のカテゴリーのところで勉強した免疫たちだ。
この中で、私の知らなかった「Th17細胞」が存在する。Th17細胞は自己免疫疾患の病態形成に密接に関与していると考えられているそうだ。 
免疫の司令塔としてルパーT細胞と呼ばれているものでThと表示するが、このヘルパーT細胞のサブセットの一つとして2005年頃に新たに発見されたものだ。

このヘルパーT細胞17=Th17は、IL17(インターロイキン17)というメッセージ物質であるサイトカインを産生し、これがマクロファージに働いて炎症性メッセージ物質を作らせ、関節を破壊するようなタンパク質分解酵素などを作らせているらしい。

司令塔が狂ったらおそろしい!!!
こういう時には、「何をやってるんだ!」と制御する免疫が働くようになっているが(Tレグ細胞)、この細胞が優秀な細胞に育っていないのか、あるいはTh17細胞などの多勢になすすべがないのか?分からない。

とにかく、いわゆる免疫の暴走の具体的な仕組みは、このリウマチを参考にできるんじゃないかと思ったりする。だとすると、日ごろから腸内細菌をバランスよく良い環境にして優秀なTレグ細胞を育てておく必要があるんじゃないかと強く思う。

生活環境の化学物質と、それによるホルモンの異常は関係していないのか気になる。




参考:免疫と「病」の科学(講談社) 



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