2024年6月1日(土)晴れたので、また粗大ごみを直接処理場に持って行った。ちょっと動いたらすぐ眠たくなる。じじいだ!どんな状況であれ時は過ぎていく。
ストレスとミトコンドリア そして2型自然リンパ球(ILC2)
以前、ストレスについて考えたことがある。
その頃は、免疫にも影響を与えるとは考えてもなかった。そして今、細胞の中のミトコンドリアが関係していることを知った。
体中の細胞のミトコンドリアは呼吸をして酸素を取り入れエネルギーを作り出すが、活性酸素と言う副産物も排出する。例えが悪いかもしれない(活性酸素は悪い働きだけではないから)がガソリン車で言えば排ガスか?
ミトコンドリア自体も活性酸素で傷つく。
ストレスで体の変化
経験的にストレスが体に悪いことは誰でも知っているが、科学的には分からなかった。立教大学の岡 敏彦 理学部生命理学科分子生物学系 教授がミトコンドリアに着目して解き明かしている。
人がストレスを感じたときには体内でコルチゾールというホルモンの濃度が上がることがわかっている。
上記のように、傷ついたミトコンドリアをそのまま放っておくと、細胞は十分にエネルギーを得られず、働くことができなくなり、生命維持ができなくなるが、傷つきダメになったミトコンドリアは取り除かれ新しい元気なミトコンドリアが生れる仕組みが備わっている。
細胞死について記事にしたことがあるから理解できる。
教授は細胞にコルチゾールを与え続けたら何が起こるか研究した。
ダメになったミトコンドリアを取り除く仕組みがうまく働かなくなることがわかってきた。ストレスのせいで傷ついたミトコンドリアばかりが増えて能力が落ちれば、結果として細胞が使えるエネルギーは減る。
人体を構成するさまざまな細胞の中でも、神経細胞は特に大量のエネルギーを消費する。この神経細胞がうまく働けなくなる事を考えれば、「うつ」などにも通じることが理解できる。
人体を構成するさまざまな細胞の中でも、神経細胞は特に大量のエネルギーを消費する。この神経細胞がうまく働けなくなる事を考えれば、「うつ」などにも通じることが理解できる。
昨日の記事で、ILC2は環境因子であるストレスにも免疫反応を起こすことが分かったが、なるほど、神経細胞への影響からも神経ペプチドに反応するILC2の存在が浮かび上がる。
また、コルチゾールの増加は、免疫力の低下、脂質やホルモンにも影響しILC2の存在が見えてくる。
今日は違った側面から見てみた。
(細胞の核内にDNAがあるが、ミトコンドリアは核の外にありmtDNAというDNAを独自に持っている。細胞の核の中に納まっているDNAは一つでも非常に多くの情報を持っているが、ミトコンドリアは1個の細胞に数百個存在し、ミトコンドリア1個にミトコンドリアDNAが五、六個ある。)
参考 コルチゾール
コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるステロイドホルモン
参考 コルチゾール
コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるステロイドホルモン