今年6月頃、縄文人骨の全ゲノム解析が行われたことを知り、その内容から縄文人の当時の生活がそれまでの発掘による研究の積み重ねによる想像からほぼ確実な事実として捉えられることになりました。
それにより縄文人の時代が石器時代から続く原始的な時代という私のそれまでの考え方を全く変えて、親しみがわいてきました。
さらに、次々と明らかになる発掘と研究成果は、どんどん私を縄文時代へと引き込んでいます。
全ゲノム解析は弥生人の人骨にも行われており、現在生きている我々のDNAはどうなっているのか?など興味深いことも分かっています。数か月の間、私の地元にもたくさん縄文遺跡がありまして、その遺跡や県の埋蔵文化財センターなどに見学に行ったりしてました。
なんとなんと貴重な資料がたくさん保存され、公開されているのにびっくり。まだまだ知らなかったことがたくさんあるなぁ!と不勉強を反省しました。
縄文時代への興味はこんなことがあります。
・縄文時代は、争いはあるだろうけど、規模の大きい争いの様子が確認されていないため、平和に暮らしていたのではないか?ということ。では、なぜ平和だったのか?それも1万年以上もの長い間!
・東北は縄文遺跡の宝庫。中部から東は縄文遺跡が数多く残っている。しかも、暖かい中期は縄文時代が最も栄えたとされる。土器や土偶は芸術的でもある。東北は縄文人のDNAを多く引き継いでいる。
・地域に点在する小さな集団の拠点としての大きな村がつくられている。村社会がすでにあった。どんな意思疎通の方法で集団生活を送っていたのか?記号の存在を主張し、土器の文様に記号が存在するという説もある。
・日本中を移動し物の交換・結婚・交流なども行っていた。勾玉の原料を遠く北陸から東北まで運び、加工場で加工している。どういうルートで?どういう方法で移動したのか?
・植物栽培は始まっていた!焼き畑!土器に付着している穀物の意味。
・飼われていたとされる犬も大切に埋葬されている。
・縄文人は現実に考えられる日本人のルーツであることは確かだ!
いろいろなこと、これからも調べて考えていきます。
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