2023年5月23日(火)今日はくもりで、にわか雨かと思うと日がさすなど、目まぐるしい変化があった。少し肌寒いかと思えば日差しが暑かったりと、体がついていけないから気分がすぐれなかった。
慢性炎症になる体の細胞組織の変化を図で分かりやすくしてみた。
〇何らかの炎症の刺激を細胞が感じて、「炎症性サイトカイン」というたんぱく質が産生される。
〇「炎症性サイトカイン」は細胞の間でシグナルをやり取りするメッセージ物質。
〇サイトカインは何十種類もあるが、炎症性サイトカインは数種類ある。
例えば、IL-1やIL-6など。ILは「インターロイキン」の略。
例えば、アトピー性皮膚炎のかゆみ物質は
こちらに記載しているけど、IL-4、IL-13がかかわっているとされてきた。そして最近IL-31が重要なカギを握っていることも分かった。
〇重要な細胞に入り込むにはセキュリティがあり、サイトカインは鍵、細胞の表面には鍵穴の役目をする「レセプター(受容体)」があり、炎症を起こした細胞が他の細胞にサイトカイン(メッセージ)を放出し、他の細胞のレセプターと合致すれば入り込んでメッセージを伝える。
〇サイトカインは異常が起きた時に「注意しろ!」「〇〇しろ!」「分裂しろ!」とか、必要な動きを他の細胞に知らせる警報役として働くために産生される。通常はほとんど動きはない。そのため、他の細胞は外敵である侵入者等への準備を事前にすることができる。
〇しかし、炎症性の刺激が強すぎたり持続してしまう場合は、炎症性サイトカインが作られすぎてしまう。そして周囲の細胞に炎症性サイトカイン産生を促してしまう。もう警報役どころか必要以上に炎症性サイトカインが作られ広がり、炎症がおさまるどころか、激しい炎症に発展する。
なぜなら、炎症が持続することにより発症した細胞は機能低下に陥っていくからだ。
参考