2022年2月11日(金)雪のちくもりで午後から晴れ間も。今日は建国記念の日で祝日。お休みの人も仕事の人もいます。
今年はウイルスによる病気について記事にしていますが、結構あります。今回もおなじみのものです。昨日の記事に続きます。
散歩中に見えるヘリポート
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風疹ウイルス
風疹(ふうしん)についてあらためて理解したいと思った。
風疹は、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性感染症ということです。
風疹ウイルスは直径60〜70nmの(+)鎖の一本鎖RNAウイルスで、エンベロープをもっています。
種類としては、13の遺伝子型に分類されているらしい。
〇流行の状況
日本では1990年前半ごろまでは5年に1回くらいで流行していたところ、それ以降流行が見られなくなったと思ったのも束の間。少しづつ感染が確認される。流行と落ち着きを繰り返しているようだ。
参考までに、厚生労働省の数字では、平成23年から海外の流行が国内に入り平成25年(2013年)には累計14,344例の報告があったという。
〇感染経路と症状
上気道粘膜より排泄されるウイルスが飛沫を介して伝播されるが、風疹の基本再生算数(R0)は5~7だそうだ。
くしゃみなどによる飛沫感染と、鼻水に含まれるウイルスに直接接触することで感染する。
3日から5日症状が続くから「三日はしか」とも呼ばれている。麻疹より軽い症状。
感染者の約70%が発症し、潜伏期間は2〜3週間。
38度前後の熱と軽いかゆみを伴う発疹が全身に現れる。
耳の後ろのリンパ節の腫れが特徴的。
三日はしかと呼ばれているが、大人が感染した場合には、症状は重くなるから甘く見ないことだ。
発疹や発熱は長く続くし、ひどい関節痛を併発します。また髄(ずい)膜炎や血小板減少性紫斑病(しはんびょう)などの合併症の危険もでてくる。
妊娠初期の妊婦さんに感染させてしまうと、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が起きる(先天性風しん症候群 )ことがあるらしいから要注意だ。
〇感染する可能性のある人
・風しん予防接種を受けたことがない人。
・今までに風しんにかかったことがない人。
これらの人は自費でワクチン接種するか、抗体検査をすると安心だ。
・1962年4月2日から1979年4月1日までに生まれた、およそ1500万人の男性は、風疹ワクチンの定期接種を受けていないことが明白になっている。各自治体から予防接種と抗体検査の無料クーポン券が配布されているはずだから利用するといい。
〇治療
風疹ウイルスに対する薬はなく対症療法になる。