2022年2月12日(土)晴れ。何とか雪は落ち着いている。
世界は冬期オリンピック(北京)とロシアによるウクライナ侵攻危機の中で時が流れている。なんてことだろう!!!と思いながらカーリング女子予選リーグで日本を応援している。
ーウイルス感染による疾病はどれだけあるのか気になりましたー
麻疹は麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/cf/e640585c969750b49722f7fbc1f20874.jpg)
〇感染経路とウイルスの特徴
空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路があり、その感染力は極めて強い。
10~12日間の潜伏期を経て発症し、カタル期(2~4日間)、発疹期(3~5日間)、回復期に至る。
免疫を担う全身のリンパ組織を中心に増殖するため、免疫機能が弱まり、別の細菌やウイルス等による感染症が重症化する可能性もある。麻疹肺炎は比較的多い合併症で麻疹脳炎とともに二大死亡原因とされる。
パラミクソウイルス科モルビリウイルス属に属する (-)鎖の一本鎖RNAゲノムを持つウイルス。宿主細胞に由来する脂質二重膜のエンベロープ(スパイク状)を持つ。
〇症状
主に乳幼児〜幼児にかけて感染するウイルスで、その内95%以上が予防接種未接種の患者です。日本では麻疹ワクチンの普及により、麻疹の患者は激減している。
発熱、鼻水、激しい咳、目の充血、赤くて痒い発疹などがある。
38℃程度の熱が2-3日続き、解熱後も39℃程度の高熱と発疹がでる。発疹は耳の後ろや顔から出始め全身に広がる。
乳幼児では、口の中の粘膜に白いアワ粒のようなコプリック斑と呼ばれる斑点ができるのが特徴らしい。
怖い病気だ!中耳炎、肺炎、脳炎などの合併症が起こりやすく、重症化すると死亡するリスクもある。
〇治療
治療は、熱や発疹を抑える対症療法(解熱薬のアセトアミノフェンなど)のみで治療薬はない。
一度感染すると再発はほとんどない。
参考:これまでの記事
イラストはAC イラストレーターたたみさん