2024年10月30日(水)くもりのち晴れ。夜は雨が降っていた。台風20号はベトナムに上陸して、台風21号は台湾に近づいている。なんと大陸に上陸寸前に90度東に進路を変え日本に近づく予報になっている。やめて!
長寿菌と呼ばれる酪酸菌
長生きする人の腸内細菌には酪酸菌が多いことが分かっている。
日本の大学の研究チームが「酪酸が炎症やアレルギーを抑制する」ということを発表したことで、世界的に知られるようになった。
日本の京丹後の長寿者の方々への調査結果がこの酪酸菌の働きを裏付けている。この地域の人々はインフルエンザにもほとんどかかっていないということも分かっている。
じゃあ、腸内細菌が酪酸菌だけだったら理想の環境なのか?と言えばそうではない。腸内環境は多様性が必要なのだ。人間の社会も手本にしてほしい。
酪酸菌、ビフィズス菌など善玉菌(有用菌)2割、悪玉菌(有害菌)1割、日和見菌7割の割合で多様な細菌がいっぱいいて、バランスを保っているのが一番良いそうだ。(日和見菌は優位に立っている方の味方をする。)
こんな状態をお花畑に例えて、腸内フローラと呼ばれている。
腸には1000種類、100兆個あまりの細菌が生息していると言われる。
これらがバランスよく存在して、善玉菌(有用菌)が優秀な免疫を育てる。
司令塔としての免疫がアクセル役とブレーキ役の免疫を適切に指示を出して動かせるかが重要。
戦後の食生活と生活環境がこのシステムを壊していると考えられる。アレルギーや様々な疾病に免疫が関わっているからだ。