2024年11月23日(土)勤労感謝の日で祝日。雨が朝から降っている。夜は強い雨も降り雷も鳴った。冬の雷は寒ぶりを連想させる。ぶりしゃぶが食べたくなってくる。
今月11月20日(水)、氷見漁港に723本のぶりが水揚げされ、氷見魚ブランド対策協議会がぶりの大きさ・数量・形などを見て、本格的なシーズンが訪れたことを判断し、「ひみ寒ぶり」宣言を出した。
宣言期間中に氷見漁港で競られた7kg以上のブリ(今シーズンは重さの基準が6kg以上→7kg以上に引き上げられた。)が「ひみ寒ぶり」として出荷される。
出荷の際には、氷見漁港で競られたことを証明する販売証明書が「ひみ寒ぶり」と書かれた専用の青い発泡スチロールにぶりとともに入れられる。
参考:氷見松本魚問屋HPから
ぶりは九州の五島列島沿岸あたりで孵化して、北上を続け北海道のあたりから南下する。ちょうど冬の産卵期で脂ののった状態で能登半島あたりにさしかかるそうだ。
その頃、富山湾に吹く冷たい強風と雷鳴がぶりの南下を妨げ、富山湾に誘い込み、氷見の定置網にかかる、ということになる。
この強風と雷を起こす天候を「ぶり起こし」と呼んでいる。