2021年12月24日(金)日没からクリスマス?
今日の山。よく見えた。
土曜の夕刻から大雪だそうだ。
〇日和見菌
実はまだよくわかっていない。ただ、腸内細菌のバランスが整っていれば悪玉菌に加勢することはない。
今、見つかっているものはこれだけ。
大腸菌(非病原性)
バクテロイデス(非病原性)
ユウバクテリウム
ルミノコッカス
クロストリジウム
嫌気性連鎖球菌
大腸菌(非病原性)は腸内常在菌の一つです。
この言葉を聞いただけで「えっ?」と思うけど、本来は無害で常に腸内に生息していて、O-157のような感染症を引き起こす大腸菌はむしろ少数派なのだそうです。
病原性の大腸菌は悪玉菌で、非病原性の大腸菌には、なんと体外から侵入してくる病原性大腸菌の増殖を防ぐ働きがあるそうです。
でも、悪玉菌が優勢になるとそんな良い働きも弱くなる。
バクテロイデス(非病原性)
肥満を防ぐ短鎖脂肪酸を生成することから近年注目されている菌です。日和見菌というより善玉菌みたいですね。腸内で一番多い細菌です。
ところがどっこい!日和見菌だから、腸内環境が悪くなると、肺胞内に細菌が繁殖する肺化膿症の原因となったり、血液内で細菌の毒素が大量に放出されるエンドトキシンショックを引き起こす。
ユウバクテリウム
腸内フローラを形成する主要な日和見菌。成長するとともに増殖し、その割合を増やす。
クロストリジウム菌
免疫の暴走を落ち着かせるメッセージ物質を出し、制御性T細胞(Treg細胞)を生む。つまり、興奮を鎮める物質を放出し暴走を防ぐことが明らかになっている。(参考)
嫌気性連鎖球菌
口の中にも存在する菌です。豊富な種類を持っていて、化膿連鎖球菌などのような病原菌の種類もある。
これからも日和見菌のことが分かってくるとびっくりするようなことも出てくるんではないかと思う。
腸内環境がいいと便通もいいし、体全体の調子もいい。免疫も元気になるんだけど、元気すぎて過敏(暴走)にならないように抑制もきいているんじゃないだろうか。
日和見菌が悪玉菌になびかないで静かに善玉菌の働きの後押しをしているとき、いろんな種類の日和見菌と善玉菌が見事に調和して、活力ある菌の種類も増えて、まさに腸内フローラ=花畑のようになる。絶好調の時の自分の腸内細菌を便から取り出して保存しておき、病気の時に使うというような試みも考えられているぞ。