昨今の報道を見ていると、日産自動車やスバルの無資格検査員による
不適正問題、神戸製鋼や三菱マテリアルによる、製品の基準不適合出荷
など、今までの日本の製造業では有り得ない問題ばかりがニュースになっている。
少し前までは企業統治がもう少し確立されていたため、このような問題は発覚しなかった。
神戸製鋼は従業員37,000人、三菱マテリアルは25,000人の巨大企業だが、企業が
肥大化しすぎて、ガバナンスに目が行き届かないのか・・・疑ってしまう。
いわゆる大企業病の一種かな?
改めて、信用を得るには時間がかかるが、信用を失うのは一瞬だという先人の言葉を
思い出した。
会社の規模がどうであれ、企業の統治は重要な事項で、ましてや上場企業となれば
尚更で、取引企業やステークホルダーへの影響は計り知れない。
もう一度、褌を締め直さないと、日本の企業全体が世界からの信頼を失ってしまう。
対岸の火事ではなく、今や日本の企業は世界に進出し、収益を得ている。
その収益が無くなれば、企業が納める法人税は減り、景気は落ち込み、さらには
巡り巡って、将来受け取る年金にも影響が出なければいいが・・・・
考えすぎかな。