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乗客が皆さん降りたのでバスは終点まで来たようです。
辺りを見回すと住宅が並んでいてマーケットは見当たりません。
降りた方々が同じ方向に歩くのでついて行くことにします。
バス停沿いのマンションの裏手に回ると前方にそれらしいものが見えて来ます。
遊歩道にテーブルが出されていて商品が並んでいます
「これが憧れのパリの蚤の市なのねー」
閑静な住宅街のずーっと先の方までお店が続いています。
「ここから延々とマーケットなんだあ」
「骨董品が並んでる」
「こちらは絵画、 洋服もあるね」
「美しい食器もたくさん並んでいて楽しい」
「手芸用品はかなりの数が揃ってる」
「綺麗に並べられているお店」
「あれっ ここは店主がいない」
「並べたままで店主は近所のお店の人とゲームかなんかしてるよ~」
「ここは籠に入れっぱなし 値札も付いていない」
「遊歩道のベビーカーのようなものは何」
「人が集まってる。」
「温かな飲み物を売っているんだあ 」
お店がない住宅街の遊歩道だからとても人気でした。
私は初めての蚤の市なので一応ペットボトルのお水やパンを忍ばせていました。
「現地でこういうのを買うのは楽しいですね 」
こういう場所だから気になるのがトイレ
私が見た限りではここでは公衆トイレを利用のようです。
ヨーロッパではよく見かける路上の箱型のトイレ。
これは一回使用するごとに部屋全体を洗浄するんですよね。
洗浄したら乾燥させるまでは次の人は使用出来ません。
「この待ち時間はかなり長いみたい 」
「誰も使用していないトイレの前で使用可能のランプを待って並んでいる」
さて買い付けは・・・
始めのうちはお店の多さにただただ見学ばかりしていました。
「猫の可愛いアクセサリー」
「これは手に入れなきゃ」
「セ・コンビアン」
「またまたメモ帳とペンが大活躍だよね」
「言葉が出来ないのに手に入れることが出来ました」
「慣れることが大切なんですねえ。」
「最近は物怖じしない自分になってきたな」
「ヴァンブーは日本人観光客の方もとても多いですよ。」
「あれだけガイドブックで紹介されていたら多くの方が来ますよね。」
「可愛い猫のアクセサリーを見つけた時には感激ですぐに購入」
「あれ もしかして日本語」
「『あ~ さっきの猫のアクセサリーがなくなっている~』だって・・・」
「とても若い女の子達だー」
「蚤の市だもん 同じものはたくさん無いもん」
「欲しかったらその場で買わなきゃ。」
「ごめんね、私が買っちゃった」
色々な思いが交差して心の中で思わずつぶやいていました。
「お買い物にも満足」
「荷物も増えて来たし そろそろバス停に戻ろうかな」
「夕方からパリサンジェルマンの試合観戦だもの」
「スタジアムの写真も撮らなくちゃ。早めに行こう」
「少し厚着しないと寒いかも」
ひとまずアパルトマンに戻ってランチにします。
「95番のバスからの車窓は帰りも楽しみだなあ」
続く
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