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モノレールを降りてデュッセルドルフに戻るとまだ少し早目の時間です。
「そうだ 今夜は飲みに行こう」
インマーマン通り沿いには行ってみたい居酒屋やお寿司屋さんが色々あります。
「行ってみる機会を考えていたのよね」
いつもはデュッセルドルフ中央駅からまっすぐ通りをアパートメントに戻るのですが、中央駅から右手の方に曲がることにします。
インマーマン通りをホテル日航の方に向かい歩きます。
居酒屋など日本料理のお店が並んでいるのはホテル日航とは逆側になります
通りを反対側に渡って並んでいるお店から選ぶことにしました。
「迷うなあ」
「お寿司も好きだし、和食も捨てがたい」
看板を見ながら歩いていると『串亭』が気になりました
「炭焼居酒屋 焼き鳥自慢だって」お酒とつまみが大好きな私としてはこういう看板には惹かれてしまいます。
思い切って入ってみました
「『思い切って』って・・・」「そのお店は日本語でしょ」
「はい 日本語で『いらっしゃいませ~』って迎えて頂けます」
日本の居酒屋と同じように「1人です」と伝えるとカウンターに案内されました。
店内は結構広くて奥の方まで見えません。
入り口からカウンターに進むと、周りには現地の方も多いようです。
「つまり私から見たら外人のお客さんが多いってことです」
「ここでは私が外人だけど・・・」
このお店の店内は2店舗を1店舗にしているように見えます。
「壁を取り払っている感じよね」
女性スタッフがメニューを持って来てくれました。
「私にはちゃんと日本語のメニューがあるのね」
「日本語メニューに値段がユーロだ」しかも日本の居酒屋とほとんど変わらないメニューなんです
「どのお料理も美味しそうで迷うわあ」
スタッフにお勧めのビールを聞くと、やっぱりデュッセルドルフの地ビールがお勧めらしいです。
それをお願いして最初は自慢の串焼きから
「わあ、白アスパラの串焼きだあ」
「これは頂かなきゃ」
串焼きは目の前でスタッフが本当に炭火で焼いています。
焼いている姿を撮影させて頂いちゃいました。
「快く撮影させて頂いてありがとう」
白アスパラの炭火焼を食べてみました。
「夕べ頂いた茹でたのとは歯ごたえが違う」
「でも柔らかくてほんのりした甘味は美味しいわあ」
白アスパラガスはとても優しい味で何だか繊細な甘さがあります。
他の焼き鳥は日本で頂くのと同じです。
「日本の味だわあ」「海外ではよく変な日本料理があるもんね。」
他にミニ餃子やネギトロ巻きを注文してみました。
「ミニサイズがあって一人には嬉しいメニューです」
海外は一人前がとても多くて一人旅の私が外食を避けてしまう理由の一つなんです。
ビールをもう一杯お願いしていると、隣に女性が案内されました。
「彼女のメニューは日本語じゃないのね」
「かなり迷っているみたい」
日本人じゃないから、メニューのお料理がどんなものか分からないようです。
その方は私のお料理をチラチラ見ています。
突然私に日本語で尋ねて来ました。
『あなたのお料理はどれですか』
「困った(~へ~;)」だって彼女のメニューは日本語じゃないんです。
「しかも現地用は私が見た日本語メニューと全然違うし」
セットやコースになっているものが多いみたいです。
「料理が分からない外人にはそれが便利なのかもね」
『コースメニューですか』コースではないことを伝えると・・・
私が何を食べているか聞かれたりしたので、英語で分かる範囲で素材なんかと調理方法なんかで伝えてみました。
彼女は韓国からデュッセルドルフにお仕事に来ているんだそうです。
もちろん仕事で来ている女性だから英語はバッチリ
「英語が出来たらもっと楽しく会話をしながら食事が出来るのになあ」
こんな場面ではちょっと自分にがっかりしてしまいます。
私が伝えたお料理は美味しいと喜んで頂けたようです
「それだけでも伝わって『ホッ』」
続く
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