with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第43話《復活祭の日曜日はブレーメンへ!》

2023年08月16日 | 2015年デュッセルドルフ・ハンブルグ

 

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復活祭の今日はドイツ旅行の最終日です。「日曜日だし、祭日だし、ショッピング以外よね

そう言えばブレーメンにはまだ行っていません。

ガイドブックで調べてあります

「だってシルバ君が暮らしていた街だし

ガイドブックのページを確認しても、そんなに観光で見る所は無さそうです。

「時間があったらでいいか」しかも、ブレーメンだけだと観光もすぐに終わってしまいそうな小さな町です。

「そうだ ミュンスターにも大聖堂があるのよね

ミュンスターはブレーメンより少しデュッセルドルフ寄りの街です。

そんなわけで復活祭の日曜日はブレーメンに行ってみることにしました。

「ミュンスター込みでね

 

私がヨーロッパのサッカーを見始めた頃のブレーメンは、CLにも毎回出場していました。

「毎年強かったよね

ブレーメンと言ったらトーマス・シャーフ監督

「かなりの強面だし

ミクー、クラスニッチ、アイウトンが活躍していましたね。

「個人的にはゴールキーパーのヴィーゼかも

ミロスラフ・クローゼも加入しましたね。

一番大切なことと言ったこれです

「私のサッカーの師匠、シルバ君はヴィルダー・ブレーメンのユース

多くの方はブレーメンと言うとサッカーと言うより「ブレーメンの音楽隊」を連想しちゃうかな

「私も以前はそうでした

それぞれの事情で居場所を失った4匹の動物たちが、音楽隊への入隊を夢見て向かった街。

「確かお話では実際には辿り着かなかった街・・・」

「彼らが夢見た街ってどんな街なのか興味がありませんか

理想の地として思い描いた街には興味がありますよね。

 

地図で確認すると、ブレーメンの音楽隊像や大聖堂があるのは、中央駅から南の方に向かって、風車の見える橋を渡って進むようです。

ウェーザー川の両岸に発展して、ドイツの交易の要衝として栄えた街との紹介があります。

ブレーメンの駅前には何だかすごく可笑しな像があったり、赤い鳥居もあります

「これって海外博物館なんだあ

日本のブースには、仏壇、神棚、鯉のぼり、稲作のジオラマ、キティちゃん、萌えフィギュア、などがあるらしいです。

「面白そうですね

「ちょっと興味あるなあ・・・」

街の中心部の方に行かないとブレーメンの音楽隊には会えないようです。

「地図を見ながら歩いてみよう

少し歩くと道が分かれていてどちらに進んだらいいのか迷ってしまいました。

前からご家族連れの方々が駅の方に歩いています。

思い切って声を掛けて、持っている地図で街の中心部を指しました。

「これだけで伝わるものね」こうして教えて頂いた方向に暫く歩いてみます。

 

「風車だ~」ガイドブックに書かれている風車までやって来ました。

「ガイドブックと同じものを見つけると安心しちゃいますね(笑)」

橋を渡って大通りを渡って前に進むと、像が道をふさいでいます

「わあ これが『豚飼いの像』ね

「つまりこの通りがゼーゲ通り

「この通りの突き当りがブレーメンの目抜き通りかも

「何だか調子いい」その通り、すぐに教会が見えて来ました。

このリープフラウエン教会の向こう側にブレーメンの音楽隊像があるはずです。

教会の反対側に移動すると人々が集まっている一角が目に入りました

「行ってみよう

そこにはただただ普通にブレーメンの音楽隊像があります。

あまりにも普通に像があるので何だか拍子抜けな感じです

ブレーメン旧市街の中心地『マルクト広場』と

そこに面するユネスコ世界遺産『ブレーメン市庁舎』、『聖ペトリ大聖堂(ブレーメン大聖堂)』。

そんなブレーメンのランドマークとも言える建物の脇に有名なブレーメンの音楽隊像があります

「意外にも大聖堂の陰にひっそりとね

でも、像の前で写真を撮っている観光客は途切れることがありません。

「だから目立たない像でも観光客で分かります(笑)」

「観光客無しで撮影するのが難しいわあ

「まあ、ブレーメンに来て、音楽隊の像の写真を撮らないのも有りえないし

「気持ちは同じなんだけどね

 

 

 

 

続く

 



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