WILD THINK

ラテン楽団「Orquesta de WILD THINK」のバンマスが、日々思うことをダブワイズ

5/7 渋谷 反原発デモ

2011年05月08日 | 福島原発事故
サウンドカーから流れる音楽は、
レベルミュージック。反抗の音楽。

個(己)の音楽。
自己主張、自己表現の音楽。
よくも悪くも。

釈迦の手の上の孫悟空。
天に唾吐く行為。
よくも悪くも。

終わらない若気の至り、
ガチンコ勝負、直球勝負、
二元論。
よくも悪くも。

ほんとに。

見るのはいいけど、やるのはどうもね。
にしても、僕は何にも所属できないなあ。。中途半端にしか。
上手い具合に周縁にいるのは得意なんだけど。


人が反対するも賛成するも、人は意思を持たなければならない。
意思を持っての行動は意味がなければならない。
そうなると、人は自分の意思の意味を考える。
自分の意思と行動の意味を考えることは自分とは何かを考えること。
しかして自己なんてもんはそもそも存在しない。いくら探したってそんなもんは無い。
無いもんをあることと前提にして、成り立たせているミュージック。レベルミュージックは。



昭和を生きたある流浪の高僧が、自身の甥から生きる意味を問われたところ、「人間生きていれば、生まれてきて良かったと思ふことが何度かある。そのために人間は生きているのではなからうか」と、答えたそうな。
人間が存在する意味なんて、その程度だし、その程度で十分ではなかろうか、と思う。

だから、僕はこんな場合でも、ルーツロックレゲエよりスタジオワンのアーリージャマイカンポップスを聴きたい気分。オーセンティックには自己が無いところが素晴らしい。



これから新たにつくられる日本が
今までより幸せに過ごせるように
なりますように


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