〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(91)

2016年04月22日 21時02分51秒 | 哲学書
どんな人間でも、自分にとって善であるものが他者にとっては悪の原因であること、自分がいま占めている地位を他者が占めることはできないこと、従って他人の地位を剥奪しているのだということを理解するくらいの分別は、持ち合わせているに違いない。誰かの死は、つねに、後釜に座るべき場所と見なされてきた。ヘーゲルは、「子供の誕生、それは両親の死である」、と言った。
ジャン・グルニエ「存在の不幸」大久保敏彦訳 国文社 1983年
                           富翁
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