第５７話 過去は関係ないです。今だけ。

さて自分がこの人生で　今までどんなことをしてきたかは　関係ないのです。
また自分が今までどんな自分であったかは関係ないのです。
大事なことは　今　どんな自分になっているか　だけです。

ですから　過去に自分のしたことを　後悔しないでください。責めないでください。そうしても意味はないし　役には立たないからです。過去の出来事は　その時点で　自分の成長のために役に立ったことで　役目が終わっているからです。
また時間はいかにもつながっているよう見えますが実は　不連続のようです。

人生の課題はいつもただ一つ。
「今」自分はどこまで成長しているか　どんな自分として存在しているか　それだけです。常にそれだけです。

すなわち　今あるがままの自分を　どこまで愛し許せる存在になっているか。
それだけだと知っていることです。
いつもそれだけを　自分に聞く　それだけです。

言い換えれば　今の自分がどうであっても　それを認めて受け入れて　そんな自分を愛し許せることに向かっているかどうかです。

もしまだまだだと思うなら（それがふつうだと思いますが）そういう自分を愛し許す方向に　希望失わずに生きて行く　それだけでよいのです。

過去を悔やみ自分を責めているのでしたら　早く脱皮しましょう。そこに成長はないからです。ただ自分を傷つけているだけだからです。

では他人に対してはどうすればよいのか？
ただ自分のあるがままを愛し許すことを目指して進めばよいだけです。他人と自分は別物ではないのです。それが幻想ということがいずれわかることを知っていればよいのです。

自分が成長するにつれて　他人についてもあるがままを愛し許せるようになることを知っていれば良いのです。
本当は自分が愛せない　許せないから　他人に対しても優しくなれないのです。本当はもともと他人は自分なのだとわかってくることを知っていればよいのです。

あるがままを愛し許すこと。それが無条件の愛と呼ばれるものであることは多くの人がご存知と思います。
私たちがそのような存在になることが究極の目標です。それが私たちの魂としての本当の姿であるからです。

私たちはこの人生ゲームを通して　本当の自分に戻って行こうとしているのです。ゲームの中では偽の自分になって最後には本当の自分に戻るまで生きたり死んだりを繰り返し　旅を続けるのです。

私たちの魂は宇宙で最高レベルまで悟った存在であり　今なおさらにその悟りを続けているようです。
言い換えれば　今の私たちはこの宇宙で自分が無条件に完全に愛し愛されている存在ですから　この地球でも自分を愛し他人を愛せるように必ずなれるのです。　

ドラゴンのせいで愛を一時的に失ったように錯覚しているだけです。それは学びのためのシステムに嵌まっているに過ぎません。

（続く）